国語科
国語はすべての学びを支える根本の教科

浦高の国語科では,「国語はすべての学びを支える根本の教科である」という認識から,三年間を通じて「他者を理解する力」・「的確に表現する力」を最高レベルで身につけさせることを目標に指導する。

 まず1,2年次では教科書教材,「古典文法・漢文句法」,「漢字・語彙」の学習のほか,「新聞スクラップ」「短歌の創作」などを行い,ゆるぎない基礎力を身につけさせる。そして3年次には「大学入試問題演習」や「表現演習(要約・小論文)」を行い,難関大学の入試に完全対応できる発展・応用力を磨いていく。また,三年間を通じて『源氏物語』や『十八史略』などの副読本,その他数多くの課題図書を課す。浦高生は 古今の名著に触れることで真の教養を身につけていくのである。他にも,理解の定着を促すための「文法・単語小テスト」や,基礎から最高レベルまでに分かれた講習なども実施し,一人一人の学力伸張を図っている。


浦和高校の国語とは…

何を目指すか――基礎基本の徹底、難関大学入試だけでなく、その後の将来にも必要とされる真の読解力・表現力・思考力の育成

●基礎基本の徹底

何が基礎基本か

○現代文――語彙力・読解力

○古文――単語・文法・文章把握力

○漢文――重要語・句法・文章把握力

→・入試問題の徹底的な検討

 ・将来につながるものは何か、を教科で議論。

 ・全教員共通の綿密な指導計画の作成


●定着に向けて

○語彙や文法を徹底的に覚えさせる

○音読・素読・反復練習の重視

○授業での小テスト(確認テスト)

→ 全学年、全クラスで身につくまで繰り返し。

→「新聞スクラップ」(とそれに対する自分の意見)の毎週の提出


●授業の内容(全クラスで担当者全員が同じ指導方法・指導内容で授業)

例(1年生・一部抜粋)

  回  分野  授業内容

  10  古文  古典文法「係り結び」・係り結び予習プリント・第5回古文小テスト

  12  漢文  訓読に親しむⅠ(返り点)・導入プリント1,2 予習プリント1

           故事素読1

  15 現代文  「しずくのなかに」・予習プリント・副教材『竹取物語』音読

                                

 ※古文小テストの例(一部)

 

 問8 傍線部の形容詞の音便の種類ともとの形を答えよ。

     ・雪いと白う降れり。〈伊勢物語・九〉

     ・人の心ざし等しかんなり。〈竹取物語・貴公子達の求婚〉

 問9 傍線部の形容詞の活用の種類と活用形を答えよ。

     ・命長ければ恥多し。 〈徒然草・七〉

                          


●読解力・表現力の育成

○課題図書(新書や小説など年間8冊程度)を通して真の読解力を養成。

○課題図書テスト-図書について800字程度で論述させる。

 

課題図書の例(1年生)

入学前  村上慎一著『なぜ国語を学ぶのか』(岩波ジュニア新書)   

5月    芥川龍之介の作品

夏期   竹田青嗣著『現代思想の冒険』(ちくま学芸文庫)、池上嘉彦著『記号論への招待』(岩波新書)、
      『権威と権力』なだいなだ著(岩波新書)、等から2冊を選択

9月   三島由起夫著『金閣寺』(新潮文庫)etc・・・

数学科
主体的な学習で真の知性を育む

浦高数学は、まず予習から始まります。大学では自ら書物や研究書に触れ、学習しなければなりません。そこで自ら本を読んで新しい知識を学習するスタイルを将来的には身に付けて欲しい,つまり依存型から自立型の学習を身に付けて欲しいのです。

 予習は生涯を通じて学んでいくための訓練です。 次に授業です。3年生の授業では,生徒が自分で黒板に解答を書き、説明します。『問題が解ければそれで良し』なのではなく、他の生徒に論理の流れを納得させることが要求されます。数学を通じてプレゼンテーション能力を鍛え、ディスカッションによって問題を解決する能力を育てます。浦高数学は授業が勝負です。

 最後に、授業を受けたあとは、自分で考える。こうした積み重ねが知性を育んでいくのです。長期的視野に立った最高の水準と多様性、そして自ら考えるという伝統を受け継いでいます。生徒の10年後、20年後を見据え、彼らがこの世界のどこかを支える人物になるためには何が必要か。数学を通じて伝えていきま す。


地歴・公民科
知識,教養,思考,さらにその先へ

浦和高校の地歴・公民科では基礎的な学力をつけるために、1年生で地理を全員履修し、2、3年次は生徒個々の進路や興味関心に応じて、世界史A、世界史B、日本史A、日本史B、地理、現代社会、政治・経済、倫理を選択して履修します。また、世界近現代史、日本近現代史のような学校設定科目も用意されています。

 浦高の地理では、自然環境や産業、さまざまな国家や地域の環境問題について、地図や統計に基づいて考察できるプリントを使い授業を進めている。また、身近な地域の「環境地図」を作成、「全国環境地図作品展」に出品し、最優秀賞等を受賞している。

 世界史では、単なる暗記ではなく、現代を見る目と未来を展望する視座、論理的思考力や洞察力を養う。大学受験にも対応できる資料集や独自プリントを活用している。

 日本史では、常に他の国や他の民族との関係を意識しながら学習する姿勢を大切にしている。教科書、資料、自学用プリントを活用している。大学受験に対応できる力はもちろんだが、豊かな教養や思考力、広い視野を兼ね備えた人間作りを目指している。

 現代社会では、予習プリント・発表を交えて基礎知識と表現力を養っている。

 政治・経済では、具体的問題を構造的に理解したうえで、ディベート形式の授業も行っている。
 
 倫理では、グループディスカッションも取り入れながら、知識・思考力の養成をしている。




●各科目の説明

①地理(1年次)
 世界全体のことを学習します。地形や気候といった自然環境の面から、農業や工業などの産業の面から、環境・エネルギー問題、民族・領土問題などの世界的 な問題の面から現代社会の課題を探ります。また地図の読図・地域調査といった作業的・体験的な学習も行います。 

②現代社会
日本の社会を中心に広く現代社会の問題点を見渡します。和やかで楽しい雰囲気の中、真剣になることもしばしばです。教師とのやり取りの中で、自分の意見を 求められ、どんどん内容に引き入れられていきます。作業量は多いですが、教科内容はしっかり身につけ、一人の社会人として社会をみる力を養います。

③世界史A
 世界の歴史について、週2時間という限られた時間の中で大枠を学びます。社会人として必要とされる基礎的な世界史の知識を学び、現在世界の成り立ちをについての認識を深めることを目標とします。

④世界史B
 主に文科系の進路を希望している人を対象として、原始古代から現在に至る世界史を詳しく学びます。歴史に対する知識ばかりではなく、歴史的な思考力や洞察力を養うことを目標しています。

⑤日本史A
 日本の歴史について、週2時間という限られた時間の中で大枠を学びます。社会人として必要とされる基礎的な日本史の知識を学び、現在の日本社会の成り立ちをについての認識を深めることを目標とします。

⑥日本史B
 主に文科系の進路を希望している人を対象として、原始古代から現在に至る日本史を詳しく学びます。歴史に対する知識ばかりではなく、歴史的な思考力や洞察力を養うことを目標しています。

⑦地理(2・3年次)
 都市、人口などの世界の人々の生活や文化の様子を学習し、アジアやアフリカといった地域単位や、韓国や中国、アメリカ合衆国などの国単位で世界各地の様子を学習します。

⑧政治・経済
 政治・経済では、基礎的・基本的な学習はもちろんのこと、スピーチやディベートを通して、現在の政治・経済の状況を主体的に学習する機会も設けていま す。いずれ社会の原動力となって活躍できる人材の育成を目指しています。

⑨倫理
 古代の思想や源流となる宗教を学びながら、同時に自己自身にも哲学的・倫理的な問を向け、深く自己省察をも体験することになります。かつての思想家や宗教家が人間についてどのようなことを考えてきたのかを深く学びます。

⑩世界近現代史
 すでに世界史Bを学んでいる生徒を主な対象とし、近現代史についてのさらに深い知識の修得と、国際的な視野からの再考察をめざします。大学受験に対応する知識の整理や演習も行います。

⑪日本近現代史
 すでに日本史Bを学んでいる生徒を主な対象とし、近現代史についてのさらに深い知識の修得と、国際的な視野からの再考察をめざします。大学受験に対応する知識の整理や演習も行います。
英語科
次世代のリーダーに求められる英語力を築く

本校の英語科では、相互に結びつく4技能(読む・書く・聞く・話す)すべてに共通する基礎力を築くため「努力」「継続」「反復」を重視する。「ことばは実際に使って生きる」という観点から、インプット(習得)した表現を英作文やコミュニケーションの授業でアウトプット(実際に活用)する姿勢を促す。

 基本方針として予習を前提とした授業の時間内に授業内容を深く理解することを求め、さらなる定着のため①通年の音読指導、②頻繁な小テストの実施、③再テストによる確認、を重んじる。

 1年次では週に1度、コミュニケーション能力の基礎育成を目標にALTとの授業を行う。多人数を相手に発言する機会も兼ね、与えられたテーマに応じたプレゼンテーション・ディベートを通じて全員に発言機会を持たせる試みが続いている。また、授業時間外に薄手のペーパーバックを2年間 で12冊以上読みこなす形での多読を課す。2年次からは各クラスで英字新聞を購読し、少人数制の授業が定式化。個別指導の面では英作文等、一人ひとりに対する添削指導を充実させ、ひいては全生徒の能力伸張を目指している。


浦高の英語とは…

●基礎基本の徹底

学習ガイダンスによる勉強法の指導

スパイラル方式(予習→授業→復習→ワークブック・問題集)による繰り返し、繰り返しの指導

学習事項の
定着(教科書の完全マスター)
 
 
  英語における基礎基本 = 単語・熟語、文法・語法、基本構文
             4技能(読む・聞く・話す・書く)すべてに共通する基礎
  定着させるためには
 
①音読指導        …語学は音読
 ②小テストの実施     …単語・熟語をこまめにチェック
 ③文法確認テストの実施 …毎月1回の文法・語法チェック
 ④誤答訂正プリントの作成…同じ間違いを繰り返さない
 
●コミュニケーション能力の育成基礎
 ①インプット     =リーディング・リスニング
 ②アウトプット    =ライティング・スピーキング
 ③フィードバック  …②→①への相乗効果
              
 
●より高度で発展的な学習
 ①多読指導=良質な英文に数多く触れる…ホームリーダー、英字新聞購読(各クラス)
 ②自校作成校内模試
 ③国立難関大学入試問題徹底分析
理科
SENSE OF WONDER “自然を観る、感じる、理解する、記述する

物理  「物理を学ぶ」とは自然現象を支配する基本法則を求め、これを統一的に説明する手法を学ぶことである。そのために、浦高の物理では講義と、自然科学本来の姿である、数多くの生徒実験・演示実験を行っている。

化学   実験を通して多くの物質に触れ、その成り立ち、性質、反応性を学び奥深い物質の世界を体感することによって、そこに潜む原理・法則を理解し、 それらを駆使して、確かな物質観へ導く。

生物   生物は「命」が織りなす複雑系。その複雑系の中にある「生きものたちの絶妙な生き様」を紐解きながら、自然を総合的に見つめる眼を養い、 地球の将来に貢献できる英知あるヒトとしての生き方を探っていく。

地学  地学は、地球・宇宙について学ぶ。特徴は、鉱物の結晶構造から宇宙の大規模構造までの広大な空間、宇宙・地球・生命の誕生から現在さらに は未来までの長大な時間を扱うことだ。授業では、この時空間の実感を目指す。


物  理  
1 物理で何を学ぶか
 「物理」とは「ものの道理」を意味する。ここでいう「もの」とは自然現象のことであり、物理を学ぶということは自然現象を支配する基本法則を求め、これを統一的に説明する手法を学ぶということである。
 自然現象を客観的・論理的にとらえる「物理的なものの見方」は、全ての自然科学の基礎となっているだけでなく、人文科学や社会科学の世界にも影響を及ぼ してきた。従ってこの能力を身につけておくことは諸君にとって大変有意義なことであり、本校の物理は特にこの点を意識して展開される。

2 授業の展開と学習方法
 高等学校の科目の中で物理が一番難しい、分からない、と言う生徒がとても多い。すぐに分かってしまう勉強からはそろそろ卒業したらどうですか?もしすぐ に分かってしまうなら殊更勉強するまでもないでしょう。必要ならば、一通り教科書でも読めばそれで完璧。難しいという感想は・・・・・・認めよう。いまだ に私だって、よく分からないことに度々出会うのだから。扱う対象は小中学校でやったことのあることや、見たり聞いたりしたことのある現象が多いのに、難し いという。自分が今までどういうやり方で勉強してきたかを一度振り返ってもらいたい。天下りに与えられた「公式」とやらを暗記して、当てはめてきただけで はなかろうか?それは「自然科学」ではなく、「パズルゲーム」だ。「公式」とか言われるものは、実はsimpleな原理から論理的に導かれ、実験的に検証 されてくるものです。その過程の中に全てが入っている。理解を邪魔しているのは先入観です。それを振り切って思考し、自分の五感をフル動員していくことが 大切です。だから、中学までは理科がどうも・・・、でも感性は豊かという人は、案外面白い物理を作っていけるかもしれません。
 本校の物理では自然科学本来の姿である数多くの生徒実験・演示実験と講義とを実施する。実験の質と量は日本有数だと自負している。試験問題が解けさえす ればよいのではない。理想化された理論しか知らぬ者は現実の前では無力に等しい。
 講義はともすれば受け身になりがちで、聴いているときはわかったつもりになっても実はわかっていないことが多い。この「わかったつもり」がいちばん恐 い。これを避ける方法は、古典的だが予習と復習以外にない。予習で問題意識を持って講義に臨み、復習では演習問題にむかい、自分の手と頭を使って解く。こ れを実践し続けて欲しい。そして、授業をしている「今」を分かろうとすることがいつも最も大切だ。最初から復習して分かろうとすると永遠に「今」に追いつ けない。
 生徒実験は、物理Ⅰで20テーマ、物理Ⅱでも7テーマ前後が例年用意されている。各実験にはレポート提出が課せられ、その多くは一週間のレポート作成時 間が与えられる。実験、作図、データの集計、考察などもすべてに於いて「いかに自分の手と頭を使うか」が試される。更に考察をするに当たって調査も必要に なる。講義に先行して行われる実験では、物理学の礎を築いた先人達にならって物理法則の独立発見を企てる。その時諸君は科学者の一員となって、身を震わせ るような感動的な発見をしてほしい。そして講義に続く実験では、学習した法則を現実に当てはめての深い理解を期待している。実地経験を通じて本と黒板だけ からでは得られない地に足のついたものの考え方を養って欲しい。
 数学との関係について一言触れておく。物理では数式を多用するが、“物理=数学”ではない。物理にとって、数学は便利な道具に過ぎない。式の変形や方程 式の解法ばかりに目を奪われることなく、数式の持つ物理的意味を理解することに心を砕いて欲しい。だからといって、式を眺めているだけでは何も出てこな い。いつも紙と鉛筆を使って図を描き、計算をしてほしい。そしてその式から物理的なイメージが湧き出てくるように理解を進めてほしい。近頃とても計算ミス が多い。


化 学 
1 高校の化学で何を学ぶか
 自然界には様々な物質が存在する。これらの物質の性質・構造を調べ、物質の変化について研究するのが自然科学の中の“化学”の分野だ。化学の発展は合 金、肥料、医薬品、プラスチックなどを作り出し、人類の生活を豊かにし、生命をささえてきた。
 この化学を勉強するにあたって、まず知的好奇心が旺盛であってほしいと思う。興味を持てば自然と勉強が楽しくなる。ブルーバックスを読むもよし、新聞の 科学技術欄を読むのもよい。その中には、化学に関する最近の話題として、抗ガン剤などの医薬品、バイオテクノロジー、光ファイバー、半導体素材、超電導セ ラミックス、ITナノテクノロジーなどがある。化学はそれ自体が最先端の学問の分野であるだけでなく、さまざまな科学技術をささえる基礎学問となりつつあ る。

2 日々の学習について
(1)学習の基本姿勢
勉強のやりかたは各人それぞれのスタイルがあるので、これがベストだという勉強方法を示すのは難しい。各人が、勉強する中で見出して行くものだろう。ただ 基本的で重要なことは“自ら考え、学ぶ姿勢を身につける”ことである。将来、研究や仕事をするとき答を教えてくれる人はいないし、正解がない場合もある。 高校では、まず自分で本を読み、調べ、考える。実験ではいろいろな方向から深く考察する。問題は必ず自分の力でまずやってみることだ。解答を教わりただ覚 えるだけの勉強は一時しのぎにはなるかもしれないが、真の理解にはほど遠く実力はつかない。

(2)授業と家庭学習
 学校の授業に集中して取り組む。授業では実験、演示など自宅ではできない学習活動があり、その場で、それぞれの化学的現象を考えることが重要である。
 また、知識として知っておかなければならない事項もその場でこなしてしまうのが一番効率的で、その意味でも授業には真剣に取り組んで欲しい。
 自宅では授業で学習した内容をもとに問題集に取り組む。これも、その都度行うのが望ましく、定期考査前に集中してもう一度取り組むべきである。


生 物  
1 生物で何を学ぶか
 生物は複雑系である。「命」という共通の特性を持ったものたちが、それを取り巻く環境の中で、多様性を示しながら、互いに絡み合いもたれあって存在している。
 高等学校における生物の学習は、この複雑系の中に存在する「生物の共通性と多様性」を探るところにある。つまり、ヒトをはじめとした生物に「共通するし くみや現象」を精査し、集約しながら「どういう点において、どのように多様化したのか」という全体像を考えることで、複雑系の中に存在する「生きものの絶 妙な生き様」を捉えようというのである。それは同時に、事象を分析するだけでなく、全体を総合的にみたり、関連的に考えたりする能力や態度を学ぶことにも つながっている。また、「生きものの絶妙な生き様」には、人間がよりよく生きていくためのヒントが満ちあふれている。
21世紀は生命科学の時代だといわれる。本校における生物の学習を通して、地球の将来に貢献できる英知あるヒトとしての生き方を探って欲しい。

2 生物の学習について
 本来、生物学というものは、フィールドに出て、実際の生きものを前にして学ぶものであるが、さしあたって、ここでは、日々の授業における生物の学習についてふれることにする。
☆ 授業の全体像を大きくつかむこと。
 生物というととかく細かい事実の暗記にとどまりがちである。しかし、木を見て森を見なければ、生物を学習する面白さなどは、とうてい垣間見ることはでき ない。前述の通り、高等学校における生物のテーマは「生物が持つ共通性と多様性について探る」ところにある。だから、先ずは、細かいことに拘らず、授業を ガイドラインとしながら、この生物が示すいくつかの基本的な現象とそのつながりをイメージとして、大きくつかんでいくことが大切である。少々乱暴な言い方 をすれば、細かいことは「どこの何を見れば分かる」ということさえ知っていれば、本来、必死になって覚える必要はないのである。無用な丸暗記は、モチベー ションを下げるだけなのでくれぐれも避けたい。
☆ 押さえるべき生物の情報は授業で扱われるプリントや板書される事項にある。
 もちろん、生物に関する基礎知識を固め、生命現象をしっかりとつかんでいくためには、ある程度の「用語」を記憶として定着させていくことが必要である。 生物の授業で扱われるプリントや板書される事項には、「押さえるべき生物の情報」が盛り込まれている。最終目標は、この「押さえるべき情報」を記憶として 定着することにあるが、そのためには、毎回の授業を通じ、全体像をイメージとして理解することが、何よりも大切になってくる。
☆ 基礎力の確立に問題集の演習は欠かせない。
 入学時に自学自習用として生物ⅠⅡの問題集を一括購入する。記憶(基礎力)の確立には、この問題集の演習が大変有効である。定期考査が近づいたら、生物 の授業で扱われたプリントや板書された事項をもとに問題集を解いてみる。問題を演習することで、授業で大きくつかんだイメージが言葉(用語)としっかり結 びついていくことが確認できるであろう。
☆ 総合的な見方を養う。
 生物を学ぶことで培ってほしいのは、「生きものが示す事象」を断片ではなく、総合的に考えていく力である。そのためには、日頃から自分や自分の身の回り で起きている生命現象に関心(疑問)を持って見つめていくことが非常に大切になってくる。生きものを見つめていて「授業で学んだことはこういうことなの か」という実感が得られるようになればしめたもの。勉強が、楽しくなるに違いない。また、新聞・TV・インターネット・科学書などを通じて、幅広く、生物 に関する知見を自ら深めていくことも、授業で扱われることの背景をつくっていくうえで重要である。


地 学  
1 地学で何を学ぶか
 地学とは、いうまでもなく地球についての科学であり、地球とは何かという問いに対する答えを与えるものである。また、人間は以下に生きるべきかという問 いをもあきらかにするものである。このような大きな問題を考えさせようとする教科であるため、範囲が広く、内容相互間のつながりが欠けているような印象を 与えがちである。しかし、地球という大きな対象物を理解しようとするからには、そこに含まれている内容の相互の関連性をいつも頭において、学習しなければ ならない。地球をあらゆる角度から、あらゆる地学現象を関連づけて地球を理解することである。天災の防止や資源の開発など地学現象は人間生活を直接左右す る。地学とは地球の本質と人類の本質を考える科学である。

2 学習法
 地学の学習は、広範、且つ多岐な領域にわたる。そして、地学は我々人間にとって、最も身近な学問であり、必要なものである。
 例えば、気象学を考えてみよう。気象は我々が生きるためには、無視できないものである。昔の人は古来よりの言い伝えで作物を植え、収穫し、日々の生活を 営んできた。現在、我々は発達した科学の助けでより高度な気象学を確立し、それによって、豊かで安全な生活を築いているのである。
 高校地学においては、そんなに専門的なことをやるのではない。君達は地学の様々な分野を広く勉強して、その中で興味をもったものを将来深く、高度に研究してくれれば、それは大変うれしい。
 本校の地学選択者は多くの生徒はセンター試験を視野に入れての選択と思う。地学の専門家になろうとする生徒もいる。目的は何であれ、何にでも興味を持つ こと。授業ではあれこれ手を出す必要はない。学校で配られる問題集と図解で十分です。
体育科
走り,泳ぎ,皆で鍛える。

浦高体育の基本は「走ること」「泳ぐこと」「皆で協力する精神を養うこと」である。授業はもとより、臨海学校、50kmの強歩大会等の体育的行事は雨天決行で行われ、体力を高めると共に心も鍛えバランスのとれた人間性を育んでいる。 泳げなかった生徒が泳げるようになり、走りの苦手な生徒が浦高の3年間で驚くほどの成長を遂げている。また、球技、武道を通して協力の精神と相手を尊重する態度の高揚を図っている。



浦高の体育科とは…
 浦和高校体育科は尚文昌武の校訓を受け、強靱な精神力と体力を併せ持つ将来のリーダー育成を期し、以下のカリキュラムを推進しています。

学期
101112
1234567891011121314151617181920212223242526272829303132333435
1年体育体つくり運動
陸上競技
(長距離走)
水泳(平泳ぎ) 器械運動(マット) ラグビー 柔道
陸上競技(長距離走)
ラグビー
体育理論
保健Ⅰ 現代社会と健康
2年体育体つくり運動
陸上競技
(長距離走)
ソフトボール 器械運動(鉄棒・跳び箱) バスケットボール 剣道
水泳
(クロール・背泳・バタフライ)
陸上競技
(長距離走)
体育理論
保健Ⅱ 生涯を通じる健康   /   Ⅲ 社会生活と健康
3年体育体つくり運動
陸上競技
(長距離走)
ソフトボール 水泳
(個人メドレー)
陸上競技
(長距離走)
サッカー (家庭研修期間)
体育理論
行事4月 新体力テスト
5月 新入生歓迎マラソン
5月 サッカー大会・綱引き大会
6月 体育祭
7月 バレー/ソフト/卓球大会
7月 臨海学校
7月 水泳大会
11月 強歩大会
11月 駅伝大会
12月 ラグビー/バスケ大会
12月 スキー教室
1月 柔道/剣道大会

主な体育行事の風景

●新入生歓迎マラソン


 

●体育祭


 


●強歩大会



●ラグビー大会



芸術科
頭と心で創造し,本物の芸術作品に触れる

浦高の芸術は、美術・工芸・音楽の三科目より成り、入学時にその一つを選択する。美術ではデッサンや油絵等を描き、工芸では本格的な道具箱や椅子等の木工作品を時間をかけて製作する。音楽ではドイツ語やイタリア語、日本語の歌曲を歌ったりする。それらの実習をとおして、美しいものを「美しい」と思い、愛でられる精神と想像力を養っている。




音楽科

音楽を学ぶということは…

 芸術音楽を学ぶということの目的は、大きくは国際社会に生きる日本人としての自覚を持ち、個々の人としては豊かな感受性や社会性を身に付けていき、自律的に生活していくための実践力を育むことではないでしょうか。

 「自分」を発見し、磨き、その輝きを互いに示し合う。時には個々の演奏で、時にはアンサンブルや合唱・合奏の体験を通して互いに尊重しあいながら、自然に学んで行きたいものです。

浦和高校での音楽のカリキュラムは、

 基本は、歌唱と音楽史を基にした鑑賞の2つの柱を中心に、週2時間(2単位)の授業で進めます。1年次から2年次の終わりまででその基本を学び、3年次では音楽の中でも「特に学びたいもの」を自分たちで決め、学習を進めます。

  年次ごとに分けると以下のとおりになります。

 1年次 

     歌 唱;発声練習・イタリア歌曲・日本歌曲・カンツォーネ

     音楽史;ルネッサンス時代 ~ 前期ロマン派

     器 楽;合奏(リコーダー・ギター・チェンバロ・通奏低音)

  2年次

     歌 唱;発声練習・ドイツ歌曲・日本歌曲

     音楽史;後期ロマン派 ~ 近代の音楽(印象派)

     器 楽;合奏による伴奏で、歌曲を歌う。

  3年次

     今までの例;器楽アンサンブル(ピアノ・クラリネット・チェロ)

            〃  〃   (ギター2パート・コントラバス・チェンバロ)

           声楽アンサンブル(ルネサンスの男声合唱曲)

           発表形式による鑑賞教室

           音楽理論研究
               オルゴール・カード作り

  ※その他にヴァイオリン、ヴィオラ等の弦楽器や和楽器の尺八も用意してあります。

●授業風景



美術科
●美術の授業とは?
誰しも生まれながらにして絵が上手い、下手だと決められている訳ではありません。よく自分は絵の才能がないから・・・と耳にしますが感性や技術は様々な経験や練習、訓練によって身に付いてくるものです。人間は本来、無限の「創像力」を持っており、それによって今の文化が成り立っています。個々の発想を大切にしながら自己表現の手段を見つけ出し、生徒一人一人が今後の日本文化の担い手として自分を発見できるように、人間教育としての美術を考えていきます。

●浦高の美術
本校の授業は、まずは比較的長いスパンでしっかりと自分と向き合い、自分を考え深めることを重点に授業を行います。ここでは、基礎から描画の練習、訓練をし、表現することの楽しさ、苦しさ、歓びや可能性を経験していきます。次のステップで、自分の考えを見える形にするデザイン演習を行い、心に創造したイメージを実際に見える形に造り上げる為の技術、知識を学習します。絵画、デザイン等を通して培った力(創造力・意志力)は、最終的に自分自身の生きる力となり生涯にわたり実生活のなかで重要な役割を果たしてくれるはずです。また、鑑賞を通して、美術文化や造形一般についての知識理解を深めていきます。

●カリキュラム(平成18年度)
美術Ⅰ

基礎デッサン、基礎デザイン、油彩画「静物画」、夏期課題「作品研究レポート」又は「美術館鑑賞レポート」、油彩画「自画像」、鑑賞

美術Ⅱ
デザイン基礎演習、基礎色彩学、夏期課題「油彩画」、東洋・西洋美術概論(鑑賞)木彫「額縁」(木彫レリーフ)

美術Ⅲ
木炭デッサン「石膏像」、鉛筆デッサン「静物画」、鉛筆デッサン「構成画」、平面構成(不透明水彩)、風景演習(透明水彩)、「卒業制作」自主制作、鑑賞

●授業風景



工芸科    
浦和高校の工芸科目は特色のあるカリキュラムを組んでいます。工芸科目を設置している学校数自体少数ですが、その中でも浦高のような形は他校に例を見ないと思います。
 
●木工を中心に
 浦高では木工を中心にカリキュラムを組んでいます。生活に密着しており、発展性や応用性を考えると木工が一番授業には適していると思われます。

●機械を使わない
 すべて手作りで作品を作ります。創造性や芸術性を考えると、自分の手で、汗水流して、苦労をいとわず作る。ということが大切だと思います。

●カリキュラムは         
 2年間で3つの作品を作ります。
①1年1,2学期       道具箱…板組の基本を学び、あわせて道具も揃えてゆきます。
②1年3学期、2年1学期  脚物作品…ほぞ組など、柱組の基本を学びます。
③2年2,3学期       自由制作…板と柱が使えるようになれば後はどんなものでも作れます。

●道具は
 手作りといっても手だけでは木工は出来ません。道具が必要になります。よりハイレベルを目指すために道具と材料は各自で揃えてもらっています。学校で貸出をしているのは砥石と端金だけです。                                                                                                
 機械と道具の違いは、機械は誰がやっても同じ答えが出るが、道具は使い手によって答えが違ってくるというところです。どう工夫していい答えを出すか?これが手作りのおもしろいところで、生徒達が熱中してしまうーつの要因だと思います。

 

 

 

家庭科
生きる力を養う

1、2年次に他教科で学んだ知識を駆使し、生きる力を養うことを目標に指導している。実習や実験を中心とした授業を行い、実践力を身に付け、「生活」と「科学」を結びつけていく。さらに、授業内容を発展・応用できるよう、自分で考え、他者とのコミュニケーションをとり、将来、自立した際に活用できるよう工夫している。

浦高は勉強、運動、行事、部活動、何事にも全力で取り組んでいます。これをやり遂げるためには、衣食住を基本とする日常生活をきちんと送ることが必要になってきます。
また、将来は自立・自活し、子どもからお年寄りまで幅広い人間関係を築いていかなければなりません。さらに、自分が社会や環境にどのようにかかわっていくかという知識も必要になります。このようなことを凝縮して学べるのが家庭科ではないでしょうか。

 人間にはバランスが必要です。
 栄養のバランスが崩れれば体調を壊します。何も考えず、好き勝手な生活を送ってしまえば、人との関係、社会との関係、自然との関係等、次々とバランスが崩れていきます。

 将来、ここで学んだことが、人生のバランスをとるために役立てられるように、知識・技術を身につけていければと考えています。

●授業風景

情報科
情報は学際的に取り組む教科

情報の科学的考察を通し,情報を共有する意味や情報操作の仕組みを学んでいく。この目標に向かって,各種メディアの特性を理解し,その特性を活かして情報の活用を実践する授業を展開する。具体的には音や映像等のメディアを使った情報共有・操作を意図する作品制作(CM製作など)とそのプレゼンテーション,そして相互評価などである。