1年次 学問研究

1年次の総合学習では、「マイプラン作文」、「人物研究」「学問研究」などを実施しています。

 「マイプラン作文」とは、生徒一人ひとりが「今までの自分、今の自分、将来の自分」を振り返り、分析し、または想像して、4,000字程度にまとめるものです。


 「人物研究」は、生徒が自分の関心のある人物(歴史上の人物など)をひとり選び、その人物について調査し、まとめるものです。


 「学問研究」も、自分が現在興味を持っている学問分野について、テーマを決め、4,000字程度の論文にするものです。論文作成にあたっては、文献を最低2~3冊以上読むことを課しています。また、NHKブックス『論文の教室』(戸山田和久著)を使って、教員が生徒全員に論文の書き方についてレクチャーします。「学問研究」が1年次ではメインになります。優秀作品を選び「論文集」も作ります。これは、学年全生徒に配布します。


 これらの取り組みは、生徒たちが「自分はどういう人物か」「どういう個性を持っているか」「自分の適性は何か」を考え、将来の職業のイメージの作成、それに向けての大学、学部の選択、それに対応した浦高での単位の選択、を行わせるためにとても重要な役割を果たしています。

参考に、以下に、生徒の「学問研究」のテーマの一部を掲載します。

 

テロは未然に防ぐことができるのか

現代人にとって宗教とは何か?

科学者にユーモアは必要か

政府の経済政策は果たして使命をはたして経済を救済しているのか

ヒトとチンパンジーの違い

翻訳家にとって必要なものとは

日本は「学級崩壊」を克服できるのか?

医療が生きるとは

代理人に悪評が立つのはなぜか

科学技術は地球とどう向き合うか

リサイクルを進めるべきか

検察官の現状と未来

日本は移民を受け入れるべきか

遺伝子治療に未来はあるか

人は不老不死になれるのか?

本当に安全な薬が使われているのか

鏡の中の牛乳はおいしいのか?

宗教は世界平和にどう影響するか

日本はリビング・ウィルを法制化すべきか

「いじめ」と「ストレス」の深層心理

首相の靖國参拝批判に正当性はあるか

精神障害に対する治療方法

企業にとってブランドの利点とは

いじめによる自殺をなくせるか

「ゆとり教育」はただ見直せばよいのか

テレビゲームは子供に対して有害か?

新型インフルエンザの流行は防げないのか

2年次 アドバイザリー・グループ
2年次においても、1年次を踏まえて以下の「3つの柱」によって実施されています。
 (1)進路ガイダンス…生徒の進路実現に向けての導入期指導とプランニング。
 (2)学習カウンセリング…日常の学習における動機付けと個別指導。
 (3)論文指導…長期的視野に立った、論理的文章能力習得の指導。


(1)「進路ガイダンス」
 ①「進路希望調査」「学習実態調査」
 入学時より定期的に実施している「進路希望調査」を通じて、生徒の志望大学の傾向を把握し、高い目標設定によって生徒個々の可能性を伸ばし、進路実現を可能とすることを意図しています。
 難関国公立大への現役合格のためには、継続的な家庭学習が不可欠であり、定期的に「学習実態調査」を行い、生徒の家庭学習の状況を把握することに努めています。平日2時間以上の家庭学習を目標とさせ、面談等でくり返し指導しています。
 ②進路プランニング(10~11月)
 志望大学の具体化と併せて、志望大学の前年度の合格ラインを認識させ、同時に、前年度の問題を解くことで現在の自分の力を明確にします。合格ラインまでに、どんな力が、どのくらい不足しているかを具体化し、それに基づいて、受験までの学習プランを具体的に設定します。
 ③3年次科目選択
志望大学、学部を具体化させ、センター対策、2次試験に対応した科目を中心に履修科目を決定します。単位制である本校のメリットを十分に活用します。

(2)「学習カウンセリング」
 2年次担任が1年次担任から面談記録を引き継ぎ、生徒一人ひとりの学習実態の把握と、カウンセリングを行います。客観的な現状把握と志望校の具体化を進め、合格に向けてどのように取り組むかを生徒とともに話し合います。

(3)「アドバイザリーグループ(アドグル)による論文指導」
年度を前期、後期に分けて、各期7~9回で実施します。担当教員が各々のテーマを設定して生徒を募集する-アドバイザリーグループ(アドグル)。生徒は自分の興味関心に沿ってアドグルに登録し、担当教員(アドグルリーダー)の下で調査研究を行います。前期、後期それぞれ別のアドグルに登録し、各期の最後に各自が選んだテーマに沿って論文を執筆し提出します。論文執筆に当たっては、1年次の学問研究論文作成の手順を踏まえ、論理的文章の構成を意識して作成させます。年間を通じて、生徒は2本の論文を提出することが義務づけられています。各アドグルリーダーが、それぞれ優れた論文を推薦し、その中から選考されたものを「アドグル論文集」としてまとめています。

以下、過去のアドバイザリーグループの講座内容を紹介します。