芸術科

頭と心で創造し,本物の芸術作品に触れる

浦高の芸術は、美術・工芸・音楽の三科目より成り、入学時にその一つを選択する。美術ではデッサンや油絵等を描き、工芸では本格的な道具箱や椅子等の木工作品を時間をかけて製作する。音楽ではドイツ語やイタリア語、日本語の歌曲を歌ったりする。それらの実習をとおして、美しいものを「美しい」と思い、愛でられる精神と想像力を養っている。




音楽科

音楽を学ぶということは…

 芸術音楽を学ぶということの目的は、大きくは国際社会に生きる日本人としての自覚を持ち、個々の人としては豊かな感受性や社会性を身に付けていき、自律的に生活していくための実践力を育むことではないでしょうか。

 「自分」を発見し、磨き、その輝きを互いに示し合う。時には個々の演奏で、時にはアンサンブルや合唱・合奏の体験を通して互いに尊重しあいながら、自然に学んで行きたいものです。

 

 

浦和高校での音楽のカリキュラムは、

 

 基本は、歌唱と音楽史を基にした鑑賞の2つの柱を中心に、週2時間(2単位)の授業で進めます。1年次から2年次の終わりまででその基本を学び、3年次では音楽の中でも「特に学びたいもの」を自分たちで決め、学習を進めます。

  年次ごとに分けると以下のとおりになります。

 1年次 

 

     歌 唱;発声練習・イタリア歌曲・日本歌曲・カンツォーネ

     音楽史;ルネッサンス時代 ~ 前期ロマン派

     器 楽;合奏(リコーダー・ギター・チェンバロ・通奏低音)

 

 

  2年次

 

     歌 唱;発声練習・ドイツ歌曲・日本歌曲

     音楽史;後期ロマン派 ~ 近代の音楽(印象派)

     器 楽;合奏による伴奏で、歌曲を歌う。

 

 

  3年次

 

     今までの例;器楽アンサンブル(ピアノ・クラリネット・チェロ)

            〃  〃   (ギター2パート・コントラバス・チェンバロ)

           声楽アンサンブル(ルネサンスの男声合唱曲)

           発表形式による鑑賞教室

           音楽理論研究
               オルゴール・カード作り

  ※その他にヴァイオリン、ヴィオラ等の弦楽器や和楽器の尺八も用意してあります。

●授業風景



美術科
●美術の授業とは?
誰しも生まれながらにして絵が上手い、下手だと決められている訳ではありません。よく自分は絵の才能がないから・・・と耳にしますが感性や技術は様々な経験や練習、訓練によって身に付いてくるものです。人間は本来、無限の「創像力」を持っており、それによって今の文化が成り立っています。個々の発想を大切にしながら自己表現の手段を見つけ出し、生徒一人一人が今後の日本文化の担い手として自分を発見できるように、人間教育としての美術を考えていきます。

●浦高の美術
本校の授業は、まずは比較的長いスパンでしっかりと自分と向き合い、自分を考え深めることを重点に授業を行います。ここでは、基礎から描画の練習、訓練をし、表現することの楽しさ、苦しさ、歓びや可能性を経験していきます。次のステップで、自分の考えを見える形にするデザイン演習を行い、心に創造したイメージを実際に見える形に造り上げる為の技術、知識を学習します。絵画、デザイン等を通して培った力(創造力・意志力)は、最終的に自分自身の生きる力となり生涯にわたり実生活のなかで重要な役割を果たしてくれるはずです。また、鑑賞を通して、美術文化や造形一般についての知識理解を深めていきます。

●カリキュラム(平成18年度)
美術Ⅰ
:
基礎デッサン、基礎デザイン、油彩画「静物画」、夏期課題「作品研究レポート」又は「美術館鑑賞レポート」、油彩画「自画像」、鑑賞

美術Ⅱ:
デザイン基礎演習、基礎色彩学、夏期課題「油彩画」、東洋・西洋美術概論(鑑賞)木彫「額縁」(木彫レリーフ)

美術Ⅲ:
木炭デッサン「石膏像」、鉛筆デッサン「静物画」、鉛筆デッサン「構成画」、平面構成(不透明水彩)、風景演習(透明水彩)、「卒業制作」自主制作、鑑賞

●授業風景



工芸科    
浦和高校の工芸科目は特色のあるカリキュラムを組んでいます。工芸科目を設置している学校数自体少数ですが、その中でも浦高のような形は他校に例を見ないと思います。
 
●木工を中心に
 浦高では木工を中心にカリキュラムを組んでいます。生活に密着しており、発展性や応用性を考えると木工が一番授業には適していると思われます。

●機械を使わない
 すべて手作りで作品を作ります。創造性や芸術性を考えると、自分の手で、汗水流して、苦労をいとわず作る。ということが大切だと思います。

●カリキュラムは         
 2年間で3つの作品を作ります。
①1年1,2学期       道具箱…板組の基本を学び、あわせて道具も揃えてゆきます。
②1年3学期、2年1学期  脚物作品…ほぞ組など、柱組の基本を学びます。
③2年2,3学期       自由制作…板と柱が使えるようになれば後はどんなものでも作れます。

●道具は
 手作りといっても手だけでは木工は出来ません。道具が必要になります。よりハイレベルを目指すために道具と材料は各自で揃えてもらっています。学校で貸出をしているのは砥石と端金だけです。                                                                                                
 機械と道具の違いは、機械は誰がやっても同じ答えが出るが、道具は使い手によって答えが違ってくるというところです。どう工夫していい答えを出すか?これが手作りのおもしろいところで、生徒達が熱中してしまうーつの要因だと思います。