定時制トピックス

定時制トピックス

教育面談週間の時間割

 本日より6月8日(木)まで、教育面談週間となっております。この期間中、授業を公開していますので、見学を希望される保護者の方は、下の時間割を参考にしてください。なお、来校の際は事務室へ一言お声かけをお願いいたします。

 保護者の皆様の御来校をお待ちしております。

教育面談週間授業時間割【1学期】.pdf

「総合的な探究の時間」紹介 第4回

浦和高校定時制課程の総探の取組をシリーズで紹介しています。

今回は、講座C「浦定実験室」についてです。理科の実験に焦点を当て、化学分野を中心に生徒が興味を抱いたさまざまな実験を行っていきます。実際に実験を繰り返し行うことを通して、生徒一人一人が実験技術を向上させ、精度の高い実験ができるようになることも目標の1つになります。

講座は、3回ワンセットで1つの実験を扱います。生徒の意向を踏まえ、講座担当の先生から今回実施する実験が発表されると、生徒は実験計画書の作成に入ります。薬品の濃度と分量、必要な器具と個数、操作の手順等をグループ協議で考えます。実験実施後には、グループで振り返りを行い、事前の計画が適切だったか、改善点はなかったかを考えます。

第5回となる今回は、「象の歯磨き粉」とも呼ばれる人気の実験を実施しました。過酸化水素水にヨウ化カリウム水溶液を一気に加えると、過酸化水素水が分解され、酸素や水蒸気が発生します。あらかじめ、洗剤(界面活性剤)と色素を加えておくことで、カラフルな泡がフラスコから勢いよく噴き出すダイナミックな光景が出現しました。発熱もしっかり確認できました。

今年度登録した生徒は、みな理科の実験が大好きで、毎回わくわくしながら活動しています。

  

  

  

  

薬物乱用防止教室を実施しました

5月27日(月)薬物乱用防止教室を実施しました。今回

は東京税関の税関広報広聴室から講師をお招きし、新た

な角度からお話をしていただきました。はじめに、税関の役割について3つの使命、「安全・安心な社会の実現」「関税等の適正かつ公平な課税」「貿易の円滑化の推進」を説明していただきました。特に1点目の「安全・安心な社会の実現」として、大型X線検査装置や麻薬探知犬等を活用し、不正薬物を日本国内に持ち込ませた。次に、クイズ形式で広く「輸入できるもの、できないもの」をグループ協議しました。関税法、ワシントン条約、輸入消費税等、幅広く関連事項に触れながら解説をしていただきました。続いて、覚せい剤等不正薬物について、密輸の手口と税関の水際取締り対策の攻防や、SNSに見られる危険な勧誘、そして麻薬使用の恐ろしさを切々と訴えていただきました。

生徒からも、講師ご自身が体験された摘発現場の状況や、不正薬物売買の実態について質問が出るなど、全校生徒が主体的に取り組んでいました。最後に、代表生徒から謝辞を述べ、有意義な学習会が終了しました。

 

  

    

「総合的な探究の時間」紹介 第3回

浦和高校定時制課程の総探の取組をシリーズで紹介しています。

今回は、講座D「日本の地理と経済を学ぼう!」についてです。文字通り、「経済地理学」の分野になりますが、講座担当の先生は実は数学教師です。先生は「経済地理学に出会い、その面白さの虜になりました。この面白さを是非、生徒と分かち合いたいと思い、宮路秀作著『経済は地理から学べ!』(ダイヤモンド社、2017年)に学びながら、生徒と探究活動を始めました」とのことです。

本講座では、宮路氏の教えに学び、地理という学問を地形や気候など自然環境だけを対象とするものではなく、産業や貿易、さらには言語や宗教に至るまで、世界のあらゆる分野を学ぶものとして、生徒一人一人が自身の興味・関心に従って探究を深めていきます。

今年度登録した生徒は、皆地理に関心があり、「地理的要素が人間の活動にどのように影響を与えているか調べてみたかった」「マネーの動きに興味があり、地理の視点から分析してみたかった」など、それぞれに探究したいテーマを話してくれました。

  

  

「総合的な探究の時間」紹介 第2回

浦和高校定時制課程の総探の取組をシリーズでご紹介しています。

今回は、講座B「料理で学ぶ国・地域の文化 料理の研究」についてです。本講座では、世界各地の固有の料理(「イタリア料理」「日本料理」など)について、特徴を見い出したり、誕生の歴史的背景や変遷を探究していきます。また、特定の食材を通して社会的事象を読み解くといったアプローチも可能で、「料理」をキーワードに、生徒一人一人が自身の興味・関心に従って探究を深めていきま す。

 

今年度登録した生徒は、皆それぞれに料理に関心があり、中には自分でも料理するので知識の幅を広げたいという者もいます。

第1回は講座概要と探究・発表の年間スケジュールの説明がありました。第2回と第3回では、講座担当の先生から探究方法の例示として、「イタリア料理の誕生」、「ジャガイモの歴史」の2本のプレゼンテーションが行われました。

「ジャガイモの歴史」では、ジャガイモの優秀さ、すなわち、栽培の容易さにもかかわらず、豊富な栄養を含む食品である → 栽培が普及し、ヨーロッパの人口増加等社会に大きな影響を与えたという論旨をわかりやすく組み立てました。また、図表やグラフをこまめに表示するなどエビデンスを大切にし、その出典も参考文献で明示していました。「探究のやり方」のよい手本になるよう工夫されていました。

生徒たちは、文献を興味深く眺めたり、関心のある事柄について気軽に情報交換したりするなど、自分が取り組むテーマについて思考を深めていました。