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【バスケットボール部】 78期生 引退

先日のインターハイ予選での正智深谷戦をもって、78期が引退となりました。どんどん成長して良くなり続けた78期、もうちょっと長く、成長する姿をもう少し、見続けたかったなというのが顧問の本音です。


78期は人数が多く、1年次よりABチームに分かれての活動も多く、下級生時は試合出場が1人、ベンチ入りも2人という事で、経験が少ない中で自分達の代をスタートし、苦しい期間が長かったかなと思います。


そんな中でも特筆すべきは、下級生時にはBチームだったメンバーから最後にはスタートメンバー1人、加えてローテーションに2人絡むようになるなど、日の目を見ない期間も腐らずに頑張り続けた選手が多く、試合で活躍したりチームを支えてくれたことです。多くの強豪校は毎年有望な新入生が入り、このように下級生時にBチームだった選手が主力として活躍する事は、稀かと思います。


夏期南部支部大会は経験不足からか十分に力を発揮できず思うような結果を残せず、秋の新人南部支部では勝負の試合を前に主力選手の怪我があり、またも不完全燃焼での敗退となってしまいました。でも、そこで下を向かず、前を向いて、上を向いて練習に取り組み続け確かな力をつけていきました。


冬の新人県大会では、その後勝ち進み県5位となるチームに1回戦で当たり、力のあるチームに1Qで大きなリードを許すも3Qは持ち前の粘り強いディフェンスで相手を4点に抑え、もう一歩の所まで追い詰める戦いをしました。1Qでリードを許すところはまだ力不足だったことの表れではありますが、このチームの粘り強い努力を象徴するような試合だったと思います。


春休みには県外のチームとも多く練習試合を戦い、それまでは勝てなかった他県のベスト4、ベスト8のチームを相手に勝てるようになり、満を持して春の関東予選、夏のインターハイ予選に臨むところでした。しかし、関東予選を目前にして主力に怪我があり支部予選も苦しい戦いになりましたが、「負けない浦高」の戦いで県大会に進みました。県大会ではシード校相手に、本調子が戻らない中での戦い、苦しい試合となってしまいました。


そして全てを賭けて臨んだインターハイ予選、支部予選は相手の必死のゾーンディフェンスに手こずる場面もありましたが、磐石の戦いで県大会に進み、ワクワクして臨んだ抽選会、相手は王者正智深谷となりました。


顧問も含めて初めての王者へのチャレンジ、序盤は互角の戦いでしたが、相手の圧力、サイズ、フィジカル、シュート力の前に点差をつけられてしまう試合となりました。ただそんな中でも3Qは必死のディフェンスと練習を重ねてきたクレバーなオフェンスで18-16と3Qに限ればリードするという戦いは非常に立派で、誇れるものだったと思います。


表面的な結果こそ目標であった「県ベスト4」には届かない1年となりましたが、よく成長してその可能性を感じられるチームになったし、目的の「バスケットボールを通じた人間力の向上」は見事に果たしての引退だったと思います。78期生、本当にお疲れ様でした。ここからの受験勉強においても粘り強い努力を重ね、くじ運の関係ない確かな力で希望する進路を勝ち取ることを確信しています。