短期派遣・受け入れの様子

令和元年度ウィットギフト短期派遣中止のお知らせ

 県立浦和高校では過去20年余にわたり、英国の名門私立校のウィットギフト校と姉妹校交流を続けております。今年も、3月19日(木)から27日(金)の日程でホームステイやオックスフォード大学訪問を含む、充実した日程の研修が予定されていました。しかし、新型コロナウイルス感染症による社会的情勢と旅行費用のキャンセル料等を考慮し、熟慮の末、今回中止を決定致しました。その際に、両校の校長が交換した友情の手紙を今回ご紹介したいと思います。手紙の中では、10月にイギリスからの訪問、来年3月に日本からの訪問、ということが希望として語られています。以下に和訳を付しますが、原文も掲載しますので、ぜひそちらも読んでみてください。

 

手紙原文.pdf

 

浦和高校長からウィットギフト校長への手紙 2月26日付

 ウィットギフト校と県立浦和高校の姉妹校協定の延長を調印するために私が貴校を訪問したのは、ちょうど1年前のことでした。旅行のことは温かい思い出ですし、おもてなしに改めて感謝申し上げます。

 さて、今年の交流に関しては、ウィットギフトの先生たちと連絡をとり、お世話になりながら、本校の生徒と教員が熱心に準備をしてきました。ホストファミリー探しにもお骨折りいただきました。その努力と友好に、心より感謝しています。

 しかし、まことに残念なことに、昨今の公衆衛生上の懸念により、私どもは旅行の中止を決定致しました。皆さんの学校と家庭に感染をもちこんでしまうようなことが、万が一にもあってはならないからです。皆さんは、本当に大切な友人だからです。

 中止の決定をする前に、直接相談をする時間がなくてごめんなさい。あっという間に予断を許さない状況になってしまいました。

 もしよろしければ、状況の推移を確認したうえで、好転している場合には、来年の3月に向けて、あらためて企画をさせてください。こちらの教員から連絡をとらせていただき、ウィットギフトの先生方と相談しながら、皆さまから本校への10月の訪問についても計画通り、準備を続けたいと思います。

                           埼玉県立浦和高校学校校長

小島 克也

 

ウィットギフト校長から浦和高校校長への手紙  2月27日付

 3月の訪問を中止なさったと聞いて、大変に悲しく思っています。これは、関係者の心情を考えると、とても難しい決断であったろうと思います。この状況においては、分別のある決定であったと思いますし、その決定にあたって、私たちのことを冠が手下さったことの英知と思いやりに深く感謝いたします。

 また、10月の訪問に向けて、その可能性を残してくださったことにも感謝いたします。実際に実行できるかどうかについては、お互いに、慎重に事態の推移を注視しなければなりませんが。

 世界中で状況が悪化する中で、多くの難しい選択を迫られていることと拝察します。私も、学校運営の幹部会において、政府からの助言を注意深く受け止め、家庭とも連絡をとりながら、刻々と変化する状況に対応していかなければなりません。これからの数か月、不屈の精神を大いに発揮できるよう、願っております。

 この機会に、ウィットギフト校に留学中の浦和高校の生徒の素晴らしさについての賛辞もおくらせてください。ケンブリッジ大学をはじめ、名門の大学からオファーをもらっていますし、彼らの知性と真面目さ、礼儀正しさと倫理観の高さに感銘を受けています。皆さまの学校の素晴らしさを彼らが証明していますね。

 いつかまた、お会いできることを楽しみにしつつ、今できる精一杯として、浦和高校の校長先生をはじめ、教職員の方々、生徒のみなさんに心からの思いを伝えます。

                                        

Mr. Chris Ramsey

Headmaster