人権教育講演会を実施しました

3月18日(月)人権教育講演会を実施しました。元朝日新聞論説委員 臼井敏男氏をお招きし、被差別部落の問題についてご講演をいただきました。氏の幼少期における「差別」との出会いが、後の取材意欲へとつながったとのお話を皮切りに、被差別民の起源と教科書での扱いについて話され、次いで、今日まで続く差別意識はその底流に「穢れ」の意識があると分析されました。また、差別を助長する媒体として、かつての書籍から今日はネットが利用されており、それに対する国の対応や裁判事例を解説されました。そして、差別解消に向けた今後の方向性として、①他者を自分とは違うものと捉えて一括りにする心の動きを戒めること ②ネット上の差別情報の削除と正しい情報の掲載を推進することを挙げられました。講演終了後は生徒から活発に質問が出され、よい学びの機会となりました。