定時制トピックス

「総合的な探究の時間」紹介 第1回

浦和高校定時制課程の総探の取組をご紹介します。

第1回は、講座A「表現総合 ~身体表現~」についてです。本講座では、ノンバーバルな(非言語)コミュニケーションという領域で、生徒一人一人が自身の興味・関心に従って探究を深めていきます。

今年度登録した生徒は、ピアノやエレクトーンなど楽器の演奏によって他者にメッセージを送る経験をしてきている者たちで、さらにいろいろなコミュニケーションの方法を探究したいと考えていました。

本日は講座担当の先生から、自身の経験談を含めた概論的な説明がありました。聾学校で勤務した際に身に着けた手話のお話を皮切りに、ハンドサインや手指を用いたパフォーマンス、ダンス、影絵、絵画、楽器演奏などなど、さらにはスポーツまで話題は大きく広がりました。先生は言います。「誰もが、人に何かを伝えたいという欲求を持っている。そして、『私』のメッセージが伝わり、人とつながれたと感じるとき、本当にうれしくなる。」

生徒たちは好奇心を大いにそそられ、モチベーションを上げるとともに、生徒間で、自分の手話のスキルを披露したり、手持ちの影絵の動画を見ながら意見交換するなど、主体的な学びを始めていました。