ブログ

2学期終業式

 今年も残すところわずかとなりましたが、結果的に新型コロナウイルス・パンデミック対応に明け暮れた一年となってしまいました。この年末年始における感染拡大の危機感がまた高まっており、学校にも部活動の活動中止などの対策が取られることとなりました。来年もしばらくはこの事態が続くことは覚悟しておかなければなりません。

 コロナ禍でいつも通りのことができない中でも、浦高生ならばいつも通りにできないならばその代わりにどうするか、何ならできるか、この危機をどう生かそうかと前向きに「臨機応変」に対処しようとしていることと思います。というより、それができなければならない。

 ところで、この「浦高生ならば」とはどういうことなのか。君たちが生活している浦高の生活環境の視点で少し話してみようと思います。

 

 浦高が君たちに提供している環境を簡単に言えば、自主性を重んじる自由さと国内最高レベルの生活環境である。自由さを認めているのは、校則がないことからもわかるように、自分で適切に判断できると浦高生を信用しているからである。また、国内最高レベルの生活環境というのは、もちろん施設面での環境ではない。勉強はもちろんとして、部活動も学校行事も、やろうと思えばどれも高校最高レベルのチャレンジができる環境があるという意味である。

 これは、時代の求めるリーダーとなるべき浦高生にこそこの環境が必要であるし、この環境でこそ様々な経験から力をつけてもらえると信じているからに他ならない。君たちはこのくらいの環境は当たり前と思っているかもしれないが、全国広しといえども、こんな環境を享受できる高校生はそうはいない。だから、ここで高校生活を満喫している浦高生ならば、コロナ禍でも前向きに臨機応変に対処できる力が身に付いているはずなのである。そして、のちにはどんな危機に直面しても「臨機応変」に対処できるタフで骨太な人物に、君たちは成長していくのである。だから、改めて言うが、君たちにはこの恵まれた環境を使いこなして、浦高生活を満喫してほしいと思う。

 

 そこで、浦高生活を満喫するうえで肝に銘じておいてほしいことを二つ。一つは、自由を享受するのだからそれに伴う責任もしっかり果たすこと。責任の取れないことはしてはならない。

 二つ目は、やることは「自分でやると決めてやる」こと。「やれと言われたからやる」ではだめである。自分で決めてやるからこそ、本気になれるし大きな成果に結びつく。そのことを忘れないでほしい。先生方はやろうとする君たちの背中はいくらでも押すつもりだが、手を引いてあげるようなことはしない。それが高校というものである。

 

 それから、これは普段の浦高生活ももちろんだが、受験勉強や卒業後のキャリアを視野に入れてのアドバイスとして聞いてほしい。人は誰でも、どんなに多忙であっても心に「余裕」がないとその能力を最大限発揮することはできない。余裕がなくなると、思考するにも、判断するにも、行動するにも、ミスが起こりやすくなるなど、ろくなことにはならないものである。だから、忙しくても常に「余裕」を持てるよう、生活とメンタルのマネジメントをしっかりすることが肝要である。

 それから、人も、物も、何をするにも、その取組の過程でタフさが担保されていないと、思わぬ事態が起こっただけで一気にすべてが壊れてしまったりする。そして、そのタフさを担保するには、小さな失敗を繰り返すことを含め、様々な想定に対処すべく、取組の過程で精一杯「試行錯誤」することが何よりも大切である。

 だから、常に「余裕」を持て。そして「試行錯誤」せよ。ぜひ意識してみてほしい。

 

 感染防止の観点からも、自己免疫力を良好に保つことはとても重要である。体調には十分留意して、元気で良いお年をお迎えください。