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校長よりメッセージ

小島克也前校長先生の後任として、4月1日に着任しました校長の水石明彦です。平成23年からの3年間、教頭として過ごして以来の浦高で、再び浦高生と一緒に浦高生活が送れることをたいへん嬉しく思っています。どうぞよろしくお願いいたします。


 今般の新型コロナウイルス感染拡大という危機的事態は、人類が遭遇した第二次大戦以降最大の危機といわれています。緊急事態宣言が出されたことから、埼玉県でもその深刻さがさらに強く認識されることとなり、改めて我々一人一人が責任ある行動をとることが一層強く求められる事態となっています。


 浦高では、4月8日に入学式と始業式を予定していましたが、このような状況下で全ての浦高生に登校を求めることは避けるべきとの判断から、延期といたしました。また、緊急事態宣言に伴い臨時休業も5月6日まで延長されました。これにより、浦高での生活は5月6日まで始めてもらえないことになり、皆さんの不安を増幅させてしまっていることをたいへん申し訳なく思っています。


 ただ、皆さんならおわかりのように、今回の事態はこれまでの前例が一切通用しない緊急事態です。自分自身はもとよりご家族や周囲の人が感染しないためにとるべき行動、制限された中で自らの判断ででき得る学習活動、ストレスを軽減するための策、体力維持のためのトレーニング等について、個々が適切に判断し行動することが求められています。このようなときにどう自己をコントロールし立ち振る舞えるかに、浦高生の真価が問われています。ぜひ、皆さんには焦らず落ち着いて、個々にできる可能な範囲で、適切に考え、判断し、行動してもらえることを願っています。

 

 3年次生にとっては、第一志望大学合格に向けての準備や、部活動の総仕上げとなる大会準備など、意気込みも新たにスタートを切るはずの最終年次がこのような事態となり、不安と焦りが渦巻いているのではないかと思います。学校が再開されない現状で、皆さんの不安をすべて解消する術は私にもありません。ですが、これは全国すべての高校3年生に共通の事態です。皆さんが今考えるべきことは、この状態で何ができるのかを確認すること、そして学校が再開したらすぐに事が進められるよう、先を見越して今できる準備を日々計画的に進めることです。焦っても状況は改善しません。まずは落ち着いて冷静に、やるべき事を進めてください。


 2年次生は、浦高生の型を身につけ、いよいよその型を破って様々なことにチャレンジしようと意気込んでいたところでこの事態となり、持って行き場のないストレスを抱え込んでいるのではないでしょうか。でも冷静に考えてみてください。皆さんにはこの一年で培った力があります。それを信じて、この自然が課した無理難題に挑戦する気持ちを持ってもらえればと思います。普段通りの生活ができない中で、何ができるか、何をやるか、浦高生としてチャレンジしてみてください。


 新入生は、8日の入学式は延期となりましたが、4月8日からすでに立派な浦高1年次生です。浦高での生活をわくわくした気持ちで待ち望んでくれているのではないでしょうか。今回、浦高が課す前に、自然から無理難題を課される事態となりましたが、焦りや不安を感じる必要はありません。まずは、浦高からのサポートに従って、日々の生活を律することを自らに課してみてください。


 5月6日までの臨時休業中、浦高は皆さんの日々の生活と学習を、G Suiteを利用してサポートしていきます。落ち着いて日々の学習に取り組んでください。

 

 保護者の皆様には、今回の事態でお子さまの日々の生活や学習に不安を感じていらっしゃることと拝察いたします。浦高は、この状況下でもでき得る限りのサポートをしてまいります。浦高を信じて、お子さまをご家庭で励ましていただけますようお願いいたします。

 

 今回の事態は、浦高にとっても前例のない緊急事態です。浦高生である皆さんと我々浦高教職員が、気持ちを一つにしてこの無理難題を克服していきたいと思います。

 

 臨時休業が終了し、皆さんとともに浦高生活が始められる日を楽しみにしています。

 

令和二年四月九日

埼玉県立浦和高等学校長  水石 明彦