校長講話(定時制)

二学期終業式

 今年も残すところわずかとなりました。新型コロナウイルス感染症による生活制限も、間もなく丸二年となります。多分、今後も一昨年までの生活に完全に戻ることはもうないでしょう。今回の感染症拡大を経て、これからの人類は、ウイルスとうまく共存していく新たな生活観を確立しなければなりません。

  幸い、今年度は予定した学校行事を、ここまでほぼすべて実施することができています。これも、君たちがこの状況下での振る舞いをしっかり自覚し、また保護者の皆様からのご支援があったからにほかなりません。君たちは、ここまでの緊急事態に立派に対処していると思います。

 東武動物公園への校外行事や球技大会も、今年は無事に実施できました。4年生は沖縄への修学旅行にも行ってきました。天候にも恵まれ、仲間とたくさんのいい思い出をつくることができたのではないかと思います。学校での授業ももちろん大切ですが、いつもとは違う特別な機会に参加するということは、新しい何かを得ることができるかもしれない貴重なチャンスです。きっといくつかの行事を通して、楽しいひと時を、記憶に残る思い出を、心に響くことを、経験してもらえたなら、それは君たち一人一人にとっての大収穫だと思います。

 

 浦定は、生徒数が少ないことが幸いして、密な場面をつくることなくほぼ通常通りの教育活動を継続できています。世の中では、リモートワーク、オンライン授業などが推奨され、人と人とが直接会うことなく、ICTを活用することで仕事や学習ができるようになってきています。先ほど言った「ウイルスとうまく共存していく新たな生活観」についても、ICTを最大限活用していこうといった認識が世の中の主流になる可能性が高い。したがって、それらを正しく使いこなすスキルを身に付けることは、間違いなく必要になります。でも、ここまでの二年間の制限された生活で、人と人が直接会ってコミュニケーションをとることの大切さと直接会う機会の貴重さも、強く再認識されました。つまり、こうやって日常的に仲間や先生と一緒に過ごせる環境というのは、実はとても貴重なのだということです。仕事も学習も人とのつながりも、直接会ってコミュニケーションが取れる環境に勝るものはありません。その意味で、当たり前に思っているかもしれませんが、この浦定での高校生活は、実は皆さんにとっては貴重で大切な場であるはずです。そのことを、年末のこの時期に各自で確認してみてもらえればと思います。

 

 ここにきて、新たな変異株であるオミクロン株による感染拡大が全世界的規模で大きな懸念要素となっています。まだまだはっきりしないことも多く、この先の見通しは不透明ですが、大切なのは気を緩めることなく感染防止の基本対策をしっかり講じること。マスク、手洗い、うがい、そして日々の健康チェックを、今後もしっかり継続してください。

 

 最後に。今年度も残すところは三学期のみです。一年は長いようですが、ここまでくればもう少しです。卒業、進級に向けて少しでも不安のある人は、この冬休みに気持ちを今一度リフレッシュさせてみてほしい。そして、やるべきことはやり通すという強い気持ちで、三学期を乗り切ってほしい。そのためにも、この冬休みは皆さんにとってのいい時間を過ごしてください。

 

 間もなく迎える2022年が、少しでも素敵な年になることを祈ってやみません。

 よい年をお迎えください。