浦高Topics

2024年11月の記事一覧

【Diary】税について考える

2年の公共の授業を見るために視聴覚室へ。

今日の授業は、「租税教室」の一環としてディベートをやるとのこと。

実は先週、関東信越国税局の方にお越しいただき、今年度の定額減税及び非課税世帯への支援と日本の財政及び税制の現状等について講義をしていただきました。

ディベートのテーマは「来年度も生活者・事業者支援として、定額減税を中心とした対策を実施すべきか」。

ディベートは、テーマについて肯定派・否定派に分かれて討論します。

しかも、単に自分の意見を主張するのではなく、割り当てられた立場の正当化をアピールします。

それぞれが、立論→質問→作戦タイム→反駁→結論という流れで交互に主張していきます。

審判員の生徒もいて、それぞれの主張を聞き、どちらの主張に説得力があったかを判定します。

途中、作戦タイムの時間帯に審判員は自分の感想や意見を発表します。

最後の結論を聞いた後はジャッジタイム。

今回は、23対7で肯定派の勝利でした。

肯定派、否定派のどちらの主張も説得力がありました。

1つ事柄に対して、切り口を変えて見てみると、これまで自分が考えもしなかった意見に遭遇します。

ここから新たな疑問が出てきて、学びが深くなるのだなと実感しました。

【Diary】襷をつなぐ

放課後、駅伝大会を実施しました。

もちろん6時間授業が終了してからのスタートです。

コースはこれ

学校の敷地を使って走ります。

授業が終わると、グランドに続々と生徒が集まってきました。

もちろん、教員チームも参加するので、先生方も準備していました。

運営は陸上部。

記録や観察、選手の招集などすべて仕切ってくれます。

まもなくスタート。

校長先生の合図で一斉にスタートです。

第一走者の一番手で戻ってきたのはなんと教員チーム。

襷をつなぎます。

正門付近では、応援の生徒が走ってくる選手に声をかけていました。

優勝は23R、準優勝は29R、3位は33R。

選手のみなさん、お疲れさまでした。

【Diary】体験する

今日の1年の体育の授業は砂場。

ラグビーのタックルの方法をじっくりと学んでいました。

ボールを持っている相手に対して、どの位置からどのような形でタックルするのか1つ1つ確認して形を作ります。

その後、合図に合わせて倒れ込みます。

 何度も練習をするため、全員砂まみれです。

このあと、授業内に2年や3年のクラスと練習試合を行います。

先輩の力を借りて、体験し、身に付けていきます。

そして、6時間目の総合的な探究の時間。

2年のアドグルの中の1つ「生と性を考える」というグループの授業の様子。

AEDを使って一次救命処置の体験をしていました。

生徒の話では、中学校のときは使いやすいようにAEDが開かれていて、パッドなどもすぐに装着できるように、セットされた状態に準備されていたところからの練習だったとのこと。

今日、実際にAEDを開けるところからやってみて、気が付いたことがたくさんあったようです。

練習と実際は空気感も違うので、実際の場面でスムーズにできるのか心配だとも話していました。

保健室前にあるAEDと練習用のAEDを見比べる場面もありました。

体験してみると、様々な疑問が出てくるようで、次々と質問をしていました。

この体験は、必ずどこかで役に立つぞ!!

Topics 令和6年度進路講演会

 11月26日(火)5・6限に進路講演会を実施しました。今年度は、東京大学総長特任補佐・先端科学技術研究センター副所長で身体情報学の研究をされている稲見昌彦先生をお招きし、「超人を作る」という演題のもと御講演いただきました。

 

 まずは、研究の原点となる科学に興味を持った幼少期の話から現在の研究に至るまでの経緯を、御自身の経験や影響を受けた本の話などを交えながらお話していただきました。大学時代に浦和高校出身の友人と出会っており、稲見先生と浦和高校とのつながりも垣間見えました。

 

 研究については、腕を増やすロボットアームや機械の指を1本増やすことによる身体感覚の変化などの身体拡張の話やAIを用いたトレーニング法、それを応用・活用したスポーツを生み出していることなど、内容は様々な分野を横断しており、どのお話も非常に興味深いものでした。活用されている例も多く取り上げてくださり、研究と現実の結びつきが伝わるようにお話しくださいました。また、オンライン上で東京大学を歩くことができたり、講義も聞くことができるメタバース工学部についても紹介してくださいました。一貫して、自分の興味をスタートとして研究が始まっており、それが世の中を良くしていることにつながっているところが印象的でした。

 

 最後に、今後発展していくAIと人間社会と関わりについて、「自在化」というキーワードのもと、AIは自分のやりたいことを支えるものとして活用していくということ、人間の全てが取って代わるわけではないことを説いておりました。不確定要素で溢れる将来に向かって、AIの発展とともに歩んでいく今の生徒にはとても響いた言葉だと思います。

 

 質疑応答では、生徒の質問に時間いっぱい対応していただき、どの質問にも御自身の考えを交えて真摯にお答えくださいました。

 

【Diary】一流に触れる

5,6時間目に進路講演会を実施しました。

浦高の進路後講演会は、次世代のリーダー育成のために、各界の一流の方を講師としてお招きしています。

この「一流に触れる」という経験は、生徒自身が将来の進路を考える上で、非常に効果があり、貴重な経験となっています。

本日の講師は、東京大学総長特任補佐・先端科学技術研究センター副所長であり、教授の稲見昌彦先生です。

演題は「超人をつくる」。

導入の部分では、実際に右手を左手の動作を少しずつ変えて動かしてみて、人とロボットの違いについて触れていきました。

照明担当の生徒も一緒に動いていました。

途中、御自身の幼少期のお話や漫画の話題があり、生徒は話に釘付けでした。

講演の詳しい内容は、また後日。

講演後、色紙に一言書いていただきました。

このあと、図書館に展示する予定です。

本日は大変お忙しい中、御講演いただき、ありがとうございました。

【Diary】緑・黄・赤

正門の銀杏樹が、だいぶ黄色くなりました。

写真では緑の部分が多く残っているように見えますが、実物はもっと黄色いです.

桜の葉もきれいな赤い色に変化しています。

寒暖差が大きいほど、色鮮やかになると言われています。

葉の色の変化は緑→黄→赤と変化するイメージがありますが、どうして銀杏の葉は赤くならないのか不思議に思ったことはないですか?

葉の色の変化は、葉の中にあるクロロフィルの分解と糖分に関係しているようです。

詳しくは調べてみてくださいね。

さて、緑色のままの葉も御紹介。

廊下の流しにこんな鉢植えがありました。

近くに寄ってみると、葉から芽が出ているではありませんか。

この植物の和名は「葉から芽」。

葉に赤ちゃんのような葉が付くことから「マザーリーフ」とも言われているそうです。

ちなみに正式名称は「セイロンベンケイ」。

そして植物の宝庫、3階の渡り廊下にあるものを1つ1つ見ていくとこんな札を発見。

この札の近くを探してみるとありました\(^_^)/

寒いけど、緑色全開で葉を広げていました。

【Diary】終盤戦!

11月も下旬に入ってきて、今週は急に気温も下がってきましね。

浦高でも二学期の期末テストである二次考査が、二週間後に迫ってきました。

 

1年も授業中の様子などを見ていると、様々な学校行事などを経て、春よりもたくましくなっているようにも感じます。

 

そんな二次考査も迫り、浦高での一年間も終盤戦にさしかかっている中で、一年を通して行われてきた、スポーツ大会も終盤戦です。

残すところ三種目となっています。

 

そのため最近は朝や昼休みに各クラスで練習をしている姿をよく見かけます。

ここまで来ると、3年などは年間の総合優勝も見えているクラスがあるため、気合い十分です。

今朝も朝から体育館やグラウンドで練習していました。

 

 そして体育の授業時間を利用し、ラグビー大会へ向けたクラス対抗の練習試合もおこなわれています。

この練習試合も学年関係なく組まれているようで、1年生は上級生の壁に挑戦していっているのだと思います。

何事にも全力で打ち込み三兎を追いながら、様々なものを得ているのだなと感じます。

 

 【1年生と2年生の練習試合の様子】

 

さて残りのスポーツ大会はどのような結果に終わるのでしょうか。

総合優勝に輝くのはどのクラスになるのか、暫定順位では3年生が1位ですが、2年生などの追い上げが見られるかも?

さらには教員チームがさらなる壁として生徒の前に立ち塞がるかもしれません。 

【Diary】興味を探究

昨日、2年生の「アドグル」にお邪魔してみました。

浦和高校の2年生は毎週水曜日、教員のガイドを受けながら自身の興味を探究する「アドグル」という活動を行っています。

その中のいくつかをご紹介します。

まずはこちら!!

 

この教室には数学検定1級にチャレンジしたい生徒が集まっています。

1級の問題はほとんどが大学レベル。

その高い壁を乗り越えようと生徒たちは問題演習を行っていました。

今ある知識を活用しつつ、さらに新たな数学も学びながら、先生のアシストの下で頑張っています。

 

今度は一風変わった活動を紹介します。

 

この生徒たちはなんとポテトチップスについて研究しているそうです!

様々な味のポテチを試食していました。まさに「利きポテチ」!!

生徒のおすすめはこちら↓↓ 海苔わさび味です。

 生徒曰く、「ポテチについて知ることが自分を知ること。ポテチを通して自分の深さがわかる。」だそうです。

 

工具を使うアドグルもあります。

 

生徒たちはなんと「銀のスプーン」を作っていました。純銀を使って1からスプーン作りに挑みます。

「銀を溶かして、それを型に流し、銀を棒状にし、バーナーであぶって柔らかくし、その後たたいて硬くする…」

担当の先生がご丁寧に説明していました。

 

様々な工程を繰り返し、完成を目指していきます。

 

 このように浦和高校には生徒が思い思いに関心分野を探究し、理解を深める場があります。

その中で新たな発見をする生徒もいるようです。

歴史について研究するアドグルでは、ある生徒が自身の曾祖父の話を基に第二次世界大戦中の日本兵の戦いぶりを調べていました。

日本兵のフィリピンにおける壮絶な戦闘の様子、現地での飢餓や病との闘いについて発表しており、学校の教科書だけでは決して得られない、1人の人間からみた歴史を知ることができたそうです。

本人も衝撃を受けたといいます。

「生き残りの可能性が低い、激しい戦闘を曽祖父が生き抜いてくれ、こうして今の自分まで命を繋いできてくれた。自分が生まれて、今日まで生き、今この場で発表できていること自体すごいことなのだと思う。」

 

普段の授業では見ることのできない生徒の姿を目にし、嬉しく思いました。

【Diary】変化を見る

2年の化学の授業で実験をやっていました。

今日の実験は、「アニリンの性質とアゾ染料」。

使用する薬品は、肌につくと炎症を起こしたりするものがあったり、0.2mlや0.5mlなど少ない量を計量しなければならないものがあったりするため、みんな慎重です。

薬品の入ったビーカーに木綿の布を入れて加熱します。

最終的に染めた布がどのように変化するのかな?

化学実験室からの帰り、廊下に展示してある「結晶を楽しむオブジェ」を確認しにいきました。

テンポドロップ(ストームグラス)という19世紀にヨーロッパで天気予測器として使用されてきたものです。

衣類の防虫剤として使われている「樟脳(しょうのう)」などをガラス管に密閉して、その中で起きる結晶の変化を観察して予測に使っていたとのこと。

「日々結晶が変化する」と展示の説明に書かれていたので、どのような変化がみられるのか楽しみにしていました。

どんな変化があったかというと・・・

まだ気温の高かった今月の初めの様子

とても寒かった今日の様子

拡大してみると・・・。

「羽のような結晶が見れたらラッキー」と説明に書いてあったので、ちょっと幸せな気分になりました。

最後に1つお知らせです。

明日と明後日の【Diary】は、先生方に書いてもらう予定です。

いつもの視点とは違った浦和高校の様子をお届けできると思います。