浦高Topics

2025年3月の記事一覧

【Diary】ウィットギフト短期派遣

現在、20名の生徒がイギリスを訪れています。

イギリスには姉妹校であるウィットギフト校があります。

今回の派遣は、本来3月21日(金)にスタートするはずでした。

しかし一度は出発したものの、ヒースロー空港付近での火災の影響で空港が閉鎖してしまい、日本に引き返す事態に。

結局、往路の航空券を再度手配し、3月25日(火)に再出発しました。

フランスのシャルル・ド・ゴール空港を経由し、ヒースロー空港へ。

そこからバスに乗り換え、ようやく目的地へ到着しました。

ウィットギフト校に到着し、ホストファミリーのお宅でお世話になります。

ロンドン市内の観光にも出かけたようです。

上の写真は、バッキンガム宮殿前での記念撮影。

下の写真は、国会議事堂とのこと。

帰国は30日(日)の予定です。

期間は短くなってしまったけれど、たくさんのことを学んできてくれると思います。

さて、今日の浦高の桜のコーナーです。

正門付近の桜は満開に近いものが出てきました。

明日からは一旦気温が下がるという予報が出ています。

開花した花が、少し長く咲き続けてくれるかもしれませんね。

 

 

日本地理学会2025年春季学術大会 高校生ポスターセッション発表

 2025年3月20日(木祝)に東京都世田谷区の駒澤大学駒沢キャンパスで開催された、日本地理学会2025年春季学術大会の高校生ポスターセッションに、本校2年生(新3年生)の鈴木直二郎君、小田島右京君の2名が参加し、ポスター発表を行いました。

 鈴木君・小田島君は、『総合的な探究の時間』で本校2年次に取り組んでいるゼミ形式の探究活動「アドヴァイザリーグループ(アドグル)」で、地域に関する様々なデータを収集し地理情報システム(GIS)を利用して分析する講座に所属しています。自らが持った問題意識に基づき、1年間主体的に取り組んだ研究の成果を学術的にポスターにまとめ、他校の生徒・教員や研究者の前で発表しました。

 以下は両名の研究発表の要旨と、発表時の様子となります。

41 埼玉県の「氷川神社」の分布に見る防災 (鈴木直二郎)

 日本は自然災害が多く、特に気象災害は地球温暖化に伴い激甚化・頻発化が予測されている。本研究では、洪水の危険性が高い地域といえる埼玉県をフィールドに、県内に多く鎮座する氷川神社の分布と洪水被害の関連を調べた。調査では県内の他の神社と洪水の指定避難所を比較対象とした。氷川神社はほとんどが県南の荒川流域に分布し、洪水予報河川から比較的遠い場所に位置している。調査の結果、氷川神社は県内の他の神社に比べ洪水浸水想定区域外に多く分布し、浸水深ランクにおいても分布に有意な違いが見られた。また治水地形分類図上で、洪水被害に強いといわれる段丘面や微高地に多く分布していることがわかった。これらの結果から、氷川神社は県内の他の神社に比べて洪水被害に強い場所に多く鎮座していることが確認できた。氷川神社への防災倉庫の設置などで、氷川神社を地域コミュニティの防災拠点として活用できるのではないかと考える。

 42 大都市圏郊外のフードデザート問題 ―群馬県太田市と埼玉県上尾市を事例に― (小田島右京)

 私の祖父母が住む群馬県太田市はいわゆる車社会であり、祖父母はそれぞれが自分の車を所有している。しかし今日では、地球環境保護の観点や高齢ドライバー等の問題から、自家用車を持たずとも生活できるまちづくりが求められている。そこで本研究では公共交通機関の充実度と、居住に必要不可欠だと考えられるスーパーマーケットの分布を調べ、郊外のフードデザート問題について埼玉県上尾市と群馬県太田市を事例に考察した。調査の結果、太田市は路線バスの充実度が上尾市に比べて非常に低く、スーパーマーケットへのアクセシビリティが低いこと、市内の人口分布にばらつきがあることが明らかになった。以上のことから、まずは居住者は多いが公共交通機関やスーパーマーケットの充実度が低い地域に公営のバスを運行し、長期的には人口を集約してコンパクトシティを目指すことで住みやすいまちの形成につなげることができると考える。

 

【Diary】十一歌仙

今日は2年次の短歌を御紹介。

2年次も六歌仙を選ぶ予定だったところ、ポイント同点者が多数いたため十一歌仙になったそうです。

十一歌仙の生徒が作った句のうち、「おもて歌」と思われるものが国語通信で発表されました。

その中の3つを御紹介します。

1つ目と2つ目は修学旅行の事前学習で原爆や戦争の記憶をテーマにしたもの。

・人の夢一瞬にして塵となる新たな夢を語り継がねば

・被爆者の真の恐怖は知らずとも心に響く言葉の重み

3つ目は2年目の古河マラをテーマにしたもの。

・追い抜いた去年夢見た先輩を我が背見せん現役の意地

この他の歌も、その時の情景がパッと浮かんだり、込められた気持ちが理解できたりする素敵なものばかりです。

さて、今日の浦高の桜です。

毎日、定点で撮影した写真を載せていますが、今日は花が咲いているのがわかりますね。

3月にしては気温が高い日が続いているので、開花するスピードが速いのではないでしょうか。

春の暖かい日差しの中で、生徒たちは3階の渡り廊下のテーブルで、楽しそうに話をしながらお弁当を食べていました。

【Diary】六歌仙決定

浦高の国語の授業では定期的に短歌を作成しています。

1年次では「六歌仙」が選ばれました。

その六歌仙の歌の中から、いかにも浦高生という2つを御紹介します。

1つ目は、体育祭。

・泥の中走る我らにつく泥は汚れにあらず誇りなりけり

2つ目は、バレンタイン。

・待ちわびて机の中をそっと見るチョコの気配か、ただ風が吹く

そして、六歌仙とは別に年次主任の先生が選んだ2つ。

1つ目は、枕詞・序詞・掛詞・縁語と技法のオンパレードの句。

・あらがねの土の幾度も踏まれどもかたき心ぞさらに忘れじ

2つ目は、「教養が高い!!」と先生をうならせた句。

・三井寺高倉宮の隠したき我が恋心や知られけるらむ

毎月、国語通信で発表されるのを楽しみにしていましたが、2年次になっても短歌を作るということなのでとても楽しみにしています。

明日は、2年次の十一歌仙の句を御紹介します。

さて、今日の浦高の桜ですが、昨日と同じ場所から撮影したものではまだまだ分かりにくいですが・・・

でも近づくと、昨日より多く花を咲かせていました。

満開の様子をお伝えできるのは、あと何日後かな?

【Diary】贈り物

工芸部の顧問の先生から「今日、こんなイベントがあります。」とお話がありました。

どんなイベントかというと、さいたま市の企画の「保育園への木製おもちゃ寄贈」。

令和元年度から行われているそうですが、今回は浦高の工芸部が領家保育園へ作品を贈ります。

保育園へ運ぶ前に作品を見せていただきました。

1つ目は小さなテーブル。

おままごとにちょうどいいかも。

実はこのテーブル、折り畳み式です。

2つ目は保育園で使える大きな棚。

3つ目が、何か乗り物に乗って遊ぶ時につかう傾斜板(これは写真がありません)。

ちなみにすべて埼玉県産のヒノキを使用しているとのこと。

製図を書いて、模型を作り、実物を製作したそうで、部員が力を合わせて完成させた力作です。

寄贈式の様子は、後日お知らせしますね。

さて、今日はとても暖かく、浦高の敷地内の桜が開花しました。

下の写真ではわかりにくいのですが・・・

近づいてみると、蕾が今にもはじけそうなくらいふくらんでいたり、

しっかり咲いているものが何輪もありました。

春の贈り物ですね。

【Diary】終業式でした

今日は大掃除の後、表彰式・報告会・終業式を行いました。

初めにスポーツ大会の表彰式。

そして報告会。

グリークラブの関東大会出場の報告と地学オリンピック出場の報告がありました。

そして終業式。

校長先生のお話の中にあった、ニーチェの言葉の蛇の脱皮についての内容は腑に落ちるものがありました。

生徒のみなさんはいかかでしたか?

最後に校歌斉唱。

吹奏楽部の生演奏です。

 教室に戻ると、担任の先生から通知表が渡されました。

そして集合写真を撮影するクラスもありました。

そうか、今日がこのクラスで動くのが最後の日なんですね。

クラス全員、とても楽しそうに写真におさまっていました。

【Diary】春が待ち遠しい

C棟階段を登っていると、さらに上の階から風が吹き込んでいました。

屋上に出るドアが開いているかもと思って行ってみると、地学部の活動のために顧問の先生が準備をしていました。

お天気が良いので、太陽を見てみよということで望遠鏡を設置しているとのこと。

パソコンの画面の太陽には「黒点」が映し出されていて、感動してしまいました。

屋上からの帰り、小さな春を見つけました。

渡り廊下の柳の木の枝に緑色の小さな葉が出ていました。

そして、中庭の枝垂れ桜はすでに数輪開花していました。

正門付近の桜のつぼみもだいぶ膨らんでいて、あと数日暖かい日が続くと一気に開花しそうな勢いでした。

寒い日が続いているので、春が待ち遠しいです。

【Diary】この冬何度目の?

朝から雨が降っていました。

気が付くと霙に変わり、さらに雪となり、浦高も冬景色に逆戻りです。

この冬何度目の雪なのだろうと考えてしまいました。

この悪天候の中、午前中から学校評議員会を開催しました。

評議員の方々にはたくさんの御意見や感想をいただきました。

途中、授業を見学していただき、生徒の様子を御覧いただきました。

こんな時でも、笑顔で応えてくれるのが浦高生。

昼食を挟んで、評価懇話会を行いました。

生徒代表として、生徒会長と生徒会庶務局長に参加してもらい、学校の様子をお話したり、意見交換したりしました。

アドバイス等もいただき、とても有意義な時間となりました。

評議員の皆様、ありがとうございました。

 

【お知らせ】令和7年度学校説明会

令和7年度の土曜一般公開、教育活動説明会(学校独自の説明会)の日程が決まりましたのでお知らせいたします。

みなさんのご参加を、教職員一同お待ちしております。

なお、最初の土曜一般公開は、5月24日です。

【Diary】立つ鳥跡を濁さず

工芸室の前を通ると2年の工芸選択者が掃除をしていました。

工芸室はもちろん、材料室や作品室なども同時進行です。

廃棄するものは手分けをして持って行ったり、台車に乗せて運びます。

4月からの1・2年工芸選択者に気持ちよく使ってもらうため、立つ鳥跡を濁さずです。

その一方で、廊下には完成した作品が並んでいました。

この後、自宅に持って帰るのは、各自のスケジュールに任せてあるそうです。

あと数日は作品をじっくり来ることができそうなので、機会があれば作品の紹介をしたいと思っています。