2013年2月の記事一覧
ミシガン大学サマースクールに参加して 3年 S.A.
1.授業 Surface Chemistry(表面化学)
①9:00~11:00 教授による講義
②11:00~12:00 各自でパソコンを使ってプレゼンテーションの準備
③13:30~16:30 実験
・Chromatography(混合物の分離)
・Monolayer Films(分子の層)
・Hydrophobicity/Hydrophilicity(親水性と疎水性)
・Adhesion(吸着)
・Friction(摩擦)
・High Vacuum(真空状態)
・Catalysis(触媒)
・Artificial Heart(人工心臓)
・Electro Chemistry(電気化学)
・Synthesis of Nylon(ナイロンの合成)
・Metal Crystalline Structures(金属の構造)
・Adhesion(吸着)
・Thin Layer Chromatography(ペーパークロマトグラフィー)
・pH Measurement(pHの測定)
・FTIR(赤外線によるポリマーの構造推定)
・Ester Formation(エステルの生成)
ミシガン大学サマースクールに参加して 3年 K.S.
私はこの高校に入って以来高校生の間に海外に行ってみたい、勉強とまでは行かなくとも同世代の外国人と話してみたいと漠然と考えていたので、このプログラムは願ってもいない機会でした。そのような思いから衝動的に参加応募したサマースクールですが、今振り返るとこれほど得る物が多い体験になるとは考えていなかったので、本当に参加して良かったと思っています。このような機会を提供してくださった先生方、そして奨学金の件など多くの面で私達をサポートしてくださった同窓会の皆様に感謝致します。
現地での生活
英語で外国人と話したことが今まで全くなかったため、コミュニケーションの面では本当に大変でした。相手の言っていることが聞き取れないことよりも、自分の考えを相手に上手く伝えられないことがとにかくもどかしく感じました。例えば寮のルームメイトはとても親切でよく私に話しかけてくれましたが、相手の話に合わせて話そうとしても語彙が足りない、または発音が悪くて相手に伝わらなかったことが多々ありました。逆に、ジェスチャーを用いて何とか自分の意思を相手に伝えることができたときは感動さえしました。ほとんど言葉の伝わらない環境に放り込まれたことは、最初は不安や苦労を感じましたが、とても貴重な体験になりました。
アメリカの環境にも大いに興味を引かれました。北海道と同じ緯度に位置しているのに日中は気温が35℃以上になり、また夜8時になっても太陽が出ていたことには驚きました。また車社会のため歩行者用の青信号の時間がとても短い、地震がないためか信号機が電線に吊るされて設置されていたり、野良猫の代わりに野良リスがいたりと、多くの場所で自分が異文化にいることを実感しました。また食生活は毎日食堂が無料で、しかも食べ放題であったため困ることはありませんでしたが、日本の食べ物はやはりおいしいことが改めてよく分かりました。他にも授業後のアクティビティでは芸術展を観に行くことができ、授業以外でも実り多い時間を過ごすことができました。
現地での授業
私の選択した「Fortunes Made and Lost: Financial Mathematics」というコースでは主に金融学、主に株取引とその値段決定について学習しました。金融業は将来進みたいと考えていた職種の1つだったため、常に高いモチベーションを維持することができたと思います。授業は午前の部と午後の部に分かれ、午前は数学コースと称して金融に関わる数学を学び、午後のビジネスコースはexcelを用いて午前に学んだ理論を実践したり、それぞれ持ち金1,000,000ドルの株の架空取引で利益を競い合ったりといった内容でした。午前の部はスライドを用いた授業だったため分からない単語を調べるのに不自由せず、教授の声も聴きとりやすかったため英語の面では思っていたより苦労しませんでした。しかし数学面では、授業の進度が早く、後半になるにつれ内容も発展的になったため毎日の復習が欠かせませんでした。また当たり前のことかもしれませんが、数学の公式やルールが日本と同じだった点には少なからず感動しました。ビジネスコースでは浦高の情報の授業で習ったことがかなり役に立ち、問題も解き甲斐のある、ほどよく難しいものでした。またこの時間では投資家や経済学者のプレゼンを聴きにいったり、エネルギー取引を専門に扱う会社に訪問したりしましたが、そちらは自分の英語力の不足により完全には理解できませんでした。
クラスの生徒は全員で15人、その内4人は韓国人、2人はギリシャ人でした。プログラムの全参加者の中で日本人は私達3人だけでしたが、韓国人は50人以上いたことが印象的でした。特に私のクラスの韓国人の生徒の1人は最終的に2位のクラス成績を修めるほどで、英語も流暢に話したため私達同世代の日本人も負けてはいられないと思いました。しかしその事を抜きにしても、このコースで金融を分かりやすい説明によって基礎的なことから学べたため、得たものはとても大きかったです。
まとめ
このプログラムを通して、私は金融を学んで得たことももちろんですが、海外でほぼ1人だけで暮らしたという行為自体が大変価値あるものだったと思います。コミュニケーションも満足に取れない環境下で生活することで、もがきながらも頑張れば何とかなるだろうと考えることができるある種の度胸が身についたような気もします。とはいえ、もっと英語が堪能だったなら楽しさは何倍も増しただろうと考えたのも事実です。ですが、私にはまだ将来大学で、学生のうちに海外で留学するというチャンスがあります。今回の体験を通じて、大学でこうしたサマーキャンプに再度挑戦したいと強く望むようになりましたし、またその時には今回の体験の反省が大いに活かされることでしょう。さらに学生の間に海外留学することの得る物の多さ、そして楽しさを知ることができたことに加え、この体験によって将来海外で働きたいと淡く思っていたことがより現実味を帯びて、自身の人生の選択の幅が広がったことは大きな成果です。今回の楽しかった経験、辛かった経験、学んだことの全てを自分の残りの高校生活、ひいては将来の大学での活動や人生設計にも活かしていきたいと思います。とても実りある14日間となりました。
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