講義紹介

これまでの麗和セミナー

演題 日本の経験を世界へ -結核ゼロを目指して
WHO医務官
講演者 小野崎 郁史(高29)
講演日 平成30年1月10日(水)
講演内容

 今日は、タイトルにある通り、結核について少しは勉強してもらうとして、国際機関で働くということはどういうことかについてもお話ししたい。
 まず、スイスの写真から紹介したいと思います。
 スイスと言うのは面白い国でして、色々な国際機関があるんですけれど今世紀になるまで、国連に加盟していなかったし、女性に参政権を与えるのが一番遅い国でした。
 それでも、中立国ということで、WHOを始め多くの国際機関の本部がスイスにあります……物価は高いけれども、安全で行動しやすいです。
 これが、国連の欧州本部。手前に足の一本欠けた椅子があるんですけど、あれは地雷の被害者や体にハンディキャップのある人のモチーフ、地雷廃絶。対人地雷と言うのは殺傷能力を下げているんですね、殺すんじゃなくて怪我をさせる。目を見えなくさせるとか、足を片方吹き飛ばすとか、1人の兵士が死ぬよりも1人の兵士が重傷の怪我をすれば、それを救うために2人くらい戦力が失われる、あるいは恐怖心を植え付けるためなんです…。
 結核って何だろう、結核ってどんな病気? つい数十年前まで日本で死因のトップだった。
国民病と呼ばれているような病気で、非常に多い。結核菌という菌によって感染する病気ですけれども、時々今でも新聞などで集団感染とか出てきます。皆さんがハンコ注射といってやってのがBCGといって結核の予防接種。昔はみんなレントゲンの検診を行っていました……。