化学部
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私達化学部は、毎週水曜日に活動しています。
 普段の活動は個人単位で、各自興味や疑問に思ったことなどを調べ、実験を行うといったことをしています。
また文化祭では、部員で演示実験を行い、見て、聴いて、触って楽しむことができる実験で大勢の来場者を集めることができました。さらに口頭では説明ができない深い内容をまとめた部誌を配布しました。十二月には地元の小学生のための実験体験教室を行い、たくさんの小学生に化学の面白さを知ってもらうことができ、今年も前回と同様に実験体験教室を実施する予定です。
 今年度は、期待の一年生が大勢入部してくれたので、さらに活動の幅を広げていきたいと思います

主な活動実績
文化祭では化学マジックや、「化学のオブジェ」の展示などを行っています。同時に化学部誌を販売しており、その実験・展示の説明や、部員オリジナルの特集などを載せています。また、2009年1月7日には、近隣の小学生を対象に「一日化学実験教室」を開きました。ナイロンを作ったり、フラーレンの模型を作ったりして、参加した小学生にも大変評判がよく、また新聞でも取り上げられました。カメレオンエマルションや振動反応といった不思議な展示物も好評でした。
(写真は「一日化学実験」のもようと、掲載された新聞記事〔埼玉新聞 平成21年1月12日地域欄〕です。)
日誌

化学部 活動報告

化学部 埼玉大学でのガラス細工講習会

 7月28日(金)、埼玉大学にて、埼玉大学総合技術支援センターが主催するガラス細工講習会に化学部の2年生1名と1年生2名が参加してきました。昨年度もこの講習会に浦高化学部として参加しましたが、2年生の1名は昨年参加することができず、全員が初めての受講でした。

 講習では、ガラスの切り方から接合、曲げなどを丁寧に講義いただだき、実際に実習を行いました。生徒たちはガラス管を接合したり、曲げたりを苦戦しつつも、何回も粘り強く挑戦し、とても真剣に取り組んでいました。

 マドラーづくりも体験させていただき、個性的なマドラーを作成し、お土産として持ち帰らせていただきました。

(以下、生徒の作品の写真)

化学部 2023JAIMAサマーサイエンススクールに参加してきました

7月26日(水)、日本科学未来館にて行われたJAIMAサマーサイエンススクール(分析機器体験実習)【一般社団法人日本分析機器工業会主催】に化学部の2年生2名と1年生1名が参加してきました。
 この実習では、関東近県の中高校生50人程度が参加し、14種類の機器(協力企業14社)の中から3種類の操作体験と分析を実施しました。実習前に、法政大学の山﨑教授によるオンライン講演があり、その後、走査電子顕微鏡や蛍光X線分析装置、電位差自動滴定、粒子径測定装置、血液型検査装置、フーリエ変換赤外分光光度計などの機器を体験させていただきました。また、実習の中で企業の方から専門的な説明をしていただいたり、他校の生徒と交流をしたりと参加した生徒たちはとても有意義な時間を過ごすことができました。

 

~ 以下、受講した生徒の感想です。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

・サイエンスサマースクールでは普段使用することができないような専門的な装置を体験することができてとても興味深かった。自分たちが実験に参加してその装置を使うことができたのはとても楽しく、ただ説明を受けるだけよりも何倍もおもしろかった。また、わからないことがあれば何でも質問していいという雰囲気ができていたので、装置について深く学ぶことができた。今年度から設けられたフリータイムではあらかじめ決められた装置以外も見て回ることができたので、気になった装置が見られないという状況が起こることもなく、興味のあることをとことん知ることができた。

・第一に普段触れる機会のない分析機器を実際に操作できたことをありがたく感じます。また、専門的な内容もわかりやすく説明してくださり、分析への興味の高まりました。サマーサイエンススクールでお世話になった方々、ありがとうございました。

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  ⇧ 会場の日本科学未来館(お台場)

  ⇩ 実習体験の様子

          

化学部 埼玉大学でガラス細工講習会に参加してきました!!

 8月26日(金)、埼玉大学にて、埼玉大学総合技術支援センターが主催するガラス細工講習会に化学部2年の3名が参加してきました。

 講習では、ガラスの切り方から接合、曲げなどを講義いただだき、実際に実習を行いました。生徒たちはガラス管を接合したり、曲げたりするのが初めてで苦戦していましたが、とても真剣に取り組んでいました。

 また、マドラーづくりも体験させていただき、各々個性的なマドラーを作成し、お土産として持ち帰らせていただきました。(以下、生徒の作品の写真)

                        

   ↑ 三色を混ぜたマドラー       ↑ 目玉のマドラー     ↑ キャラクターとイチョウのマドラー       

 

 コロナ禍での活動は制約が多く、このような校外の活動は大変貴重な体験でした。

 講習いただいた埼玉大学の皆様、本当にありがとうございました。

     

化学部 2022JAIMAサマーサイエンススクールに参加してきました

7月22日(金)、日本科学未来館にて行われたJAIMAサマーサイエンススクール(分析機器体験実習)【一般社団法人日本分析機器工業会主催】に化学部の2年生4名が参加してきました。
 この実習では、関東近県や関西の高校生30人程度が参加し、協力企業13社の14種類の機器の操作体験と分析を実施しました。実習前に、東京都立大学の河西教授による講演と富士フィルム株式会社による抗原検査についての講義があり、その後、卓上電子顕微鏡やハンドヘルド蛍光X線分析装置、電位差自動滴定、コンパクト水質計、抗原検査などの機器を体験するとともに、企業の方から専門的な内容を高校生にもわかるように丁寧に説明してきただきました。

 今の2年生は新型コロナウイルス感染症の影響で、今まで校外での活動や他校の生徒との交流をすることができず、初めての経験となり、参加した生徒たちはとても有意義な時間を過ごすことができました。

 

~ 以下、受講した生徒の感想です。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

・普段化学部で触れられないような様々な測定器を見たり触れたりして測定の奥深さ等を学び、知ることが出来ました。

・身近なことをどのように測定しているかを実際に測定機器を使ったり、測定機器の構造を理解したりして知ることができた。この知識を活かして今後身の回りを見ていきたい。

・今回の体験で普段触れられないような様々な機器を実際に使うことができて非常に勉強になった。特に記憶に残っているのは日立のハンドヘルド蛍光X線分析装置で身の回りの製品に含まれている元素が分かって面白かった。体験のために尽力してくださった方々に感謝したい。

・化学反応を用いて身近なものの分析を行うことが出来るとは化学は奥が深いと感じました。また、分析化学についての興味が深まるとともに、将来の職業として検査を行う職業も良いかもしれないと感じました。親切に説明をして下さった企業の方々への感謝で一杯です。

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  ⇧ 会場の日本科学未来館(お台場)

      

   ⇧ 分析実習を体験する本校生徒(手前)        ⇧ 分析実習を体験する本校生徒(手前)

化学部 JAIMAサマーサイエンススクールに参加してきました

 7月26日(金)、日本科学未来館にて行われたJAIMAサマーサイエンススクール(分析機器体験実習)【一般社団法人日本分析機器工業会主催】に化学部の生徒5名(2年生1名、1年生4名)が参加してきました。
 この実習は、関東近県の高校生50人ほどが参加し、協力企業15社の17種類の機器の操作体験と分析を実施しました。単結晶構造解析用装置や紫外可視分光光度計、液体クロマトグラフなど大学の研究で扱うような機器を体験することができ、また、企業の方から専門的な内容を高校生にわかるように丁寧に説明してきただきました。参加した生徒は有意義な時間を過ごすことができました。

~ 以下、受講した生徒の感想です。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

・普段扱わない実験器具や、講師の方のお話などとてもいい刺激になりました。貴重な機会だったと思います。(1年生)

・普段は使用したり、目にすることのない機器の使い方を体験することができ大変勉強になりました。また、企業の皆様の専門知識の深さには驚くとともに自分達の生活をこういう方々が支えで下さってるのだなとふと考えさせられました。(1年生)

 ・自分たちで実際に機器を扱うことでより良い理解を得るとともに、化学に対する関心を一層深めることが出来ました。(1年生)

 ・普段まず使用することの出来ない機器の数々に圧倒されると共に他校の方とも協力して活動を進めることが出来ました。貴重な経験となったので今後もこのような機会があったら積極的に参加していきたいです。(1年生)

・今回で二回目の参加でしたが、去年とはまた違った機器で体験を行う事が出来ました。様々な現場を支える科学機器に対する理解を深める良い機会となったと思います。目に見えない現象を捉えたり、分析していく面白さに心惹かれました。(2年生)

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生徒の実習風景の写真です。

○ キャピラリー電気泳動装置

 

 

○ 卓上電子顕微鏡

 

 

○単結晶構造解析用装置

 

 

○示差走査熱量計

 

 

○ ガス検知管・ガス測定器

 

化学部 出張実験ボランティア

4月2日に、化学部の有志でさいたま市浦和区にある子ども家庭総合センター『あいぱれっと』にて、小学生向けの実験教室を行ってきました。
 
あいぱれっとで実験教室を行うのは二回目で、今回は「ムラサキキャベツで不思議な実験」でした。
午前と午後の計2回行われ、事前に申し込みをしていた小学生とその保護者が15組ずつ参加しました。
 
実験はムラサキキャベツを煮込むところから始まり、ムラサキキャベツの汁を使って、身近な物質の酸性度を測定する実験をしました。
内容としては中学レベルの内容でしたが、参加した小学生、講師となった高校生ともに楽しんでいました。

今回、化学部に御依頼下さいましたあいぱれっとのスタッフの皆様、参加した小学生及び保護者の皆様、ありがとうございました。


 

化学部 小学生向け講座のお知らせ

2019年4月2日(火)に、さいたま市子ども家庭総合センターにて、小学生向け教室『ムラサキキャベツで不思議な実験』を開催いたします。
講座は①10:00~ ②13:00~で各回先着15名となっております。

詳細や申込については、さいたま市子ども家庭総合センター「あいぱれっと」にお問い合わせください。(電話番号048-829-7043)

化学部 実験教室ボランティア

12月22日午後、化学部の有志でさいたま市浦和区にある子ども家庭総合センター『あいぱれっと』にて、小学生向けの実験教室を行ってきました。
本日のテーマは「電池を分解してみよう」と題し、参加した小学生とともにマンガン乾電池を分解しました。
化学部の生徒たちは、3~4人の各班に1名ずつ配置され、安全面を考慮しつつ丁寧に電池の説明をしていきました。
 
 分解後は、演示実験なども披露し、小学生や保護者の方々からも時折歓声があがっていました。参加者の方からも個別に質問を受けるなど、化学部の生徒の成長した姿も見ることができました。
参加した小学生からは、「電池がこんな構造になっているなんて想像できなかった」「知らないことがたくさんわかって楽しかったです」「電池の中に砂のような二酸化マンガンや炭素棒が入っていたのはびっくりしました。このような実験がまた行われるのなら参加したいです」などの感想を頂きました。今後の活動の励みにしていきたいと思います。
 
 先週の小学生特別教室だけでなく、このようなボランティア活動を通して、さらに生徒たちが成長してくれることを願います。
今回、化学部に御依頼下さいましたあいぱれっとのスタッフの皆様、参加した小学生及び保護者の皆様、ありがとうございました。

化学部 JAIMAサマーサイエンススクールに参加してきました

7月7日(火)、日本科学未来館にて行われたJAIMAサマーサイエンススクール(分析機器体験実習)【一般社団法人日本分析機器工業会主催】に化学部の生徒5名(2年生1名、1年生4名)が参加してきました。
この実習は、関東近県の高校生40人ほどが参加し、協力企業15社の17種類の機器の操作体験と分析を実施しました。また、企業の方から専門的なお話も伺うことができ、有意義な時間を過ごすことができました。

 以下、受講した生徒の感想です。
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 サマーサイエンススクールに協力している企業の人が商品の使い方
や他社との違い、原理を説明してくれて普段の授業とはまた一味違ってとてもいい経験になりました。また、東京の中高校生とも触れ合うことができいい刺激になりました。

 普段は使用したり、
目にすることのない機器の使い方を体験することができ大変勉強になりました。また、企業の皆様の専門知識の深さには驚くとともに自分達の生活をこういう方々が支えで下さってるのだなとふと考えさせられました。

 今回JAIMAサマーサイエンススクールにて『
携帯型ラマン分光装置』『ガス検知管』『キャピラリ電気泳動システム』の3つの分析機器を体験させていただきました。どの機器も学校では扱わないものであり、とても貴重な体験をすることが出来ました。この経験を活かしてこれからの化学部での研究に繋げていけるようにしたいと思います。

 普段は絶対に見ることがない専門的な分析機器を操作することができ、良い体験となりました。実際に操作してみることで、「分析」や「同定」に少し興味を持ちました。高校1年生の知識では理解できないこともあったため、これからしっかり化学や物理等の勉強をしようと思えた1日でした。

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 生徒がまとめた機器の原理と実習風景の写真です。

○携帯型ラマン分光装置
 ラマン分光は、赤外分光とともに振動分光とよばれる。情報量の多い分子の振動スペクトルにより、物質同定(ある試料にどんな成分が含まれているのかを調べる)や物質構造解析が可能となる。
 
       

○イオンクロマトグラフ
 溶離液を、特殊な樹脂でできたカラム内に入れ、イオンのカラムへの吸着具合や、電気伝導率等を用いて、溶液中のイオンの濃度や種類を分析する。



○ガス検知管・ガスセンサー
 気体検知管タイプのもには、化学反応を利用して色を変化させ、気体の濃度を測定する。一方、センサータイプのものは、可燃性ガスの燃焼により発生する燃焼熱を測定する。

      

○紫外可視分光光度計                ○卓上走査電子顕微鏡
    


○実習後のまとめの様子

化学部 JAIMAサイエンススクール参加

7月21日(金)に、化学部の生徒6名が、一般社団法人日本分析機器工業会(JAIMA)の分析機器操作体験に参加してきました。
科学未来館で行われ、関東近県の高校生とともにいくつかの機器の操作体験と分析をしてきました。
写真はありませんが、以下生徒からの報告となります。

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電気泳動システム
・電気泳動システムについて

生体高分子(タンパク質・核酸など)を主にその分子量の差により分離分析する手法。ゲル電気泳動装置とキャピラリー電気泳動装置があるが、今回は主にゲル電気泳動装置を扱う。ゲル電気泳動装置はゲルを設置する泳動槽と、直流電流を安定的に供給する電源装置から構成され、泳動槽の両端に設置された陽極と陰極の間にゲルを設置して泳動を行う。電流はゲルを通って流れ、これにより水に溶解したタンパク質や核酸などの荷電分子はゲル中の網目構造をかいくぐりながら進むので分子量の大小により移動速度に違いが生じ、分子量による分離が行われる。

・体験内容
今回の体験では、電気泳動システムについての説明を受けた後、実際に電気泳動を行った。電気泳動ではゲル電気泳動装置を用いた。また、そのほかにも電気泳動によってどのような実験結果を得られるかを予想するクイズのようなものも行った。


免疫測定装置
・免疫測定装置について

抗原抗体反応を用いて血液中に含まれる微量物質を測定する。1台の装置の中に、試料、試薬の分注、免疫(抗原抗体)反応、反応生成物の定量測定の各工程が自動化され組み込まれている。

・体験内容
今回の体験では、免疫の仕組みや免疫測定装置についての説明を受けた後、実際に免疫測定装置で出た結果を用いてディスカッションを行った。今回は心疾患マーカーであるトロポニンTの定量測定を行った。ディスカッションでは、トロポニンTの値から、患者の心筋梗塞のリスクの有無について話し合った。


蛍光X線分析装置
・蛍光X線分析装置について

X線を物質に当てることによって発生する蛍光X線を測定することによって、物質の構成元素を測定する。

・体験内容
今回の体験では、装置についての説明を受けた後、実際に生徒の持っている物の構成元素を測定した。

感想
今回の体験では、普段では触れることのできないような専門的な機械を体験することができた。また、説明も企業からきた方々がしてくれたためとても分かりやすかった。特に、蛍光X線分析装置は興味深かった。実際に自分が持っている物の構成元素が分かるのはとても面白かった。電気泳動システムでは、実際にDNA鑑定がどのように行われているのか知ることができたので良かったと思う。免疫測定装置では、実際の医療現場に近いものを体験できたため、とても面白かった。今回体験できた装置は、どれも興味深いものだった。このような機械にかかわる仕事に携われるように、これからも勉強に励みたいと思う。